負け方も、ちょっとカッコ良くなってきたヤンキース!
いいぞ、こういうゲームは来シーズンにつながるのだ!
対テラノサウルス戦 2005年10月3日(月)
新発田五十公野野球場午後7時15分プレイボール
結果だけを書いてしまうならば0−4の2安打完封負けであるが、晩秋に近くなっても素晴ら
しく設備がよく整備がいきとどいた五十公野野球場において、実質1時間30分ほどで締まった ゲームが展開され、負け試合ではあるものの、こういう試合もできるようになったのね・・・という 感慨に近いものもなんちゃってヤンキース側からゲームをふりかえれば感じることができる。
なんちゃってヤンキースの先発はボーン・ヘッドマン。この日のヘッドマンの投球は素晴らし
く、フォアボールがほとんどなかったのはもちろん、相手バッターを2ストライクまで追い込むケ ースがかなり多く、ボール球でもハッキリとボールと分かる球は数えるほどしかなく、有効な見 せ球も使う完璧に近い投球だった。打ち合わせでは阪神JFKにちなんだ小刻みな継投でいく 予定だったが、2イニング目も1失点ながら実にいい投球をみせたため、「あと1イニング」を3 回指示され、味方のエラーがからんで2失点の5イニング目までを見事に投げきった。6イニン グ目は、自らのエラーが前のイニングの失点につながってしまったケアレ・スミスが、例によっ て「炎の敗戦処理」となったが、1イニングを0に抑えた。守備面では、ケーシー与那嶺が初め てセンターを守り、フライを無難にさばいた。
攻撃面であるが、コントロール良く球が切れ、コーナーを突くテラノサウルスの先発と、早め
にリリーフしてきた高校野球経験者のサイドハンドからの剛速球に連打は浴びせることができ ず、なかなか見せ場が作れないまま終わってしまった。そんななかで、4回にようやくこの日、 少年時代の草野球を含めて、生まれて初めて4番バッターに抜擢された30歳代後半にして成 長著しいジュリアーニ師匠が三遊間に初ヒットを放ち、続く5回にスコッティ・クリネックス選手が ライト前にヒットを放ち、すかさず2塁へ盗塁を決めてくれた。後からふりかえればこれが最大 のチャンスであったが後続が倒れて得点にはつながらなかった。しかし、こういう試合をしてい れば、必ず来シーズンには、逆に4−0のスコアで勝てる試合もあるのではないかと感じられる 試合であった。
この試合のチーム内MVPは、そのスコッティ選手と好投のボーン・ヘッドマン選手。
ともに初受賞。
|