竪穴式住居(復元)
村に人類が住みついたのは、鍬江沢・南中・上関・片貝から縄文前期の遺物が発見されていましたので、今から五千年前であろうと考えられていました。しかし、最近土沢や荒川台から先土器時代の石器が発見されました。これによって村のおいたちは一万年も前からということになります。
村内では縄文中期以降の遺物がいたるところで見つかっており、およそ一世紀ころまで、村内ほぼ全域に人が住みついたものと考えられます。荒川本支流冲積土地帯では、遺物の発見はありませんが、河岸段丘は背後に山があり、前面に川という地形のため狩猟や漁に適していて居住地には最適だったのでしょう。また、竪穴式住居の跡も各地で発見され、当時の生活の様子をうかがい知ることができます。若山にある村立女川中学校の校庭には、この竪穴式住居を復元したものが教育に役立てられています。





   光 兎 山(コウサギサン)
標高966m、国道7号線から東折し関川村に入るとすぐ北東12キロに見える鋭峰がこの山である。
861年天台宗の座主慈覚大師によって開山され、戦前までは女人禁制の山であった。7月1日がこの山の祭である。
初冬及び残雪のころ、頂上直下に兎の跳びあがった姿で雪形が現れてくる。(左の写真ズーム有り)
登山口は、田麦集落が便利で4時間くらいで頂上に到達できます。頂上には祠があって展望はすばらしく、やや健脚向きの山です。1999年の元旦には兎年ということで、頂上から日本テレビ「ズームイン朝」の生中継が行われました。




   飯豊連峰
飯豊山を主峰に、2000m級の高峰が連なり、優れた山容と魅力ある特色で登山者の人気を集めています。
関川村からの登山ルートは大石口から飯豊連峰の北端にそびえる杁差岳へと向かいます。山頂付近まで登りつめるとそこは芝草を敷いたような長者平。金瓶岩や三助ノ池などが点在し、ミズゴケやコウセンゴケが彩りを添えています。
ヒメサユリ・ニッコウスゲ・マツムシソウなどの可憐なお花畑も広がり、主峰を望む雄大な景観を楽しむことが出来ます。