最近アルペンスキーコーチのブログなどを見ていますと、ジュニア選手が「ズレ(ターン前半)のスキーが出来ない」との嘆きを多くみかけます。GWに見直したDVDの一つに佐々木明くんの2003年シーズンオフのキャンプ画像がありました。「ワールドカップに出ている選手でも体を常に谷に向けて、ズレの多い滑りでゆっくり滑る練習を沢山します。ましてや基本を身に着ける時期のジュニアの選手こそ、多く練習してください。」という明くんのコメントと見本の滑りでした。
道具が進化しても、単純に、山から谷へ(スタートからゴールまで)速く移動することが出来た人が上手だと思うのです。速く落ちるためには体は常に谷を向いていなければならないと思うのです。スピードが速いとフリーズしてしまうのが普通ですから、ゆっくりとしたスピードから練習する訳ですね。
だからシュテムターンでしょ!
切り替えで外スキーを動かします(体から離します)から、外スキーを視点にしたターンポジションもばっちり、理想的にきまりますよね!パラレルターンの場合、体を移動して同じポジションにはまるのが難しいのですね。最近シュテムターンをしている人は見かけません。資格検定の種目に「不整地でのシュテムターン」があります。プライズ検定では「不整地でのパラレルターン」になります。=指導するためにある=練習するためにある=スピードの次元を下げて同じ要素をトレーニングするって考えるのは、私だけ(?)・・・。