四半世紀弱指導活動を行っていることになるのですが、その指導法の取り扱いの良し悪しについては、いつも受講生の方に教わっています。また、ティーチングとコーチングってやっぱり違うものだなぁと思っています。
10年ほど前、ブロック技術員の友人が甲信越地区の研修会に参加した時の話を聞いてから、私もいつも心掛けていることがあります。
その時の担当講師は森信之さん。
滑る前に説明して、講師が先に滑り、参加者が全員滑り終わり一言、
「ありがとうございました。」(毎回!、それから次の説明へ・・・)
そうなのです。初めて聞いた内容を、まずはやってみようと思って、そしてやってみる。「それはいやだ!」という選択肢もある中で・・・。
10ターンしてみて10ターンともうまく出来なくても、「ありがとうございました。」と言える指導者でありたいと思っています。対象者が子どもでも、大人でも・・・。本人がやろうと思い、トライしていることが尊いのですから。
そして、1回でもうまく出来たことを「褒めて」あげたい。出来たという喜びを分かち合いたい。それを2回に、3回にしたい、という本人の要望に応えてあげたい。
指導法の良し悪しの審判員は、受講生だと思うのです。
そして、私といえば、受講生の方に今でも育てていただいています・・・。