といえば、海和俊宏さんを思い出す。
80年代前半のスキー雑誌に掲載されていた記事。ワールドカップに出場していた頃の海和さんが、プルークボーゲンのポジションから、上体はそのままに片足を寄せて、パラレルポジションに変化することを2枚の写真で表現していました。強烈な印象でした。
今でも、プルークボーゲンは、初心者が安全に滑る技術であるとともに、ターンの原型だと思うのです。
それは、足場(スキー)と股関節(腰)が離れていること。(距離感Acm)
片足を寄せるだけなので、この「距離感Acm」は変わらないはず。
はたしてパラレルターンで滑る時に、この「距離感Acm」を感じているだろうか?
「距離感Acm」が短くなっていないだろうか?
外足ということで着目すると、まぎれもないターンポジションである。
そのポジションに如何に移動するか、というのが、パラレルターンの課題の一つではないだろうか?
その距離感を感じるために、もっとプルークボーゲンで滑ってみよう!
もっともっと、初心者を指導する時間をとると、パラレルターンももっともっと上達するのだ、と思っている。