「プルークターン」と「シュテムターン」は、ともに「ハの字」と「二の字」のポジションが表れ似ている。
でも、この2つを比較すると、決定的に違う点がある。
指導員を受検する方に質問してみても、「ズバリ」の答えを1番目には出してくれない。
ターンの入り口で・・・・、「二の字」から「ハの字」に変化するには、スキーを動かすしかない。
舵取りでの内足が・・・、シュテムターンでも内足を寄せないで舵取りすることは出来る。
先に滑り降りて、下から見ていると良くわかる。
私も10数年前の指導員研修会で下から見ていて気が付いた。
それはターンの後半である。
シュテムターンでは、外スキーの角付けをキープしたまま切り替えを迎える。
それに対し、プルークターンでは、パラレルターンになるように、「ニュートラル(究極は斜面に垂直に立つ)」に移動するように外スキーの角付けをゆるめていく。
最後まで角付けをキープするのか、途中でゆるめるのか・・・。
どこの場面からゆるめていくのか・・・。
ターン(回ること)に酔いしれてはいけない。
ターンの内側に居続けると角付けはゆるめられない = 減速。
ターンの内側に倒れてしまった上体を起こし、体を谷側へ移動(落下)するのだ。
パラレルターンで滑りたい人はトライしてもらいたい。
かく言う私は、スピードがでるとフリーズしてしまい角付けがはずれないことを、「2006.5.25」に反省しています。
自分の思いと現実の滑りとの差に気づいてほしい。
私はスピードが出てもパラレルターンで滑ってみたい・・・。
プルークターンで滑る場面をイメージする時には、滑り出しの1ターン目と6ターン目ではスピードが違うことも意識しなければ・・・。
そして、プルークターンの要領で色々な斜度を滑ってほしい(緩斜面から急斜面まで、山頂から山麓までの長い距離を)。