ここだけの話 発展途上のスキーヤー

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(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」
2006.8.22 ひねる動作

カービングスキーが登場して、スキーが回転してくれるので、脚をひねる動作が少なくて済む。
多くの人がそう発言する。
本当にそうだろうか?

スキーの回転性能が良くなり、操作する人が脚をひねる動作でターンをリードしなくても良くなるので、ターンすることが楽になったと感じてしまうのだ。

滑り手の感覚と現実は一致しないものだ。スキーが回転をリードしていても、しっかりと脚はひねられているのである。

自分の意識と動作が違うケースとしてよく見かけるのが、スキーの向き以上に大腿を内側にひねり、膝に相当負担がかかっているケース。膝はひねることができない関節のはず。

スキーの回転と脚のひねりがマッチする、質の良いひねりとは、どういうものだろうか。

まず、ストレス無く、スムースに動かさなければならないのは、「つま先」である。
左右の感覚差をなくすように、動かしてみよう。

その動く分量だけ、大腿をひねるのだ。
股関節が球運動する量と、つま先の向きが変わる分量が同調するように。

私は、「大腿から下がギブスで固定された状態」をイメージして、股関節の球運動を感じている。
そうすると、プルークボーゲンのポジションになってしまうのだ。

股関節の可動域が小さい男性諸君!
日常の感覚の差が、雪上に立つ3か月先には、大きな差になってしまうのだ。
その先を目指して、今、汗を流そう!



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