経験することって良いことですか?
上手く滑りたい、思ったとおりに滑りたい、スキーヤーなら誰でもそう思うはず。
現実はどうでしょうか?
久しぶりにお会いしたら滑りの質がガラリと変わっている、という人もいますし、全く変わっていない人もいます。
レジャースキーヤーを除き、目標を持って取り組んでいる人それぞれに「上手く滑りたい、思ったとおりに滑りたい」と思っていて、その思い通りに達成できている人と、できていない人がでてくる。
果たしてその差は何??
最近思うのですが、経験には「プラスの経験」と「マイナスの経験」があるのではないだろうかと。
「プラスの経験」:うまくできたことを経験すること。
「マイナスの経験」:うまくできないことを経験すること。
「プラスの経験」をどんどん蓄積していって計画どおりに上達する人と、「マイナスの経験(その時の感覚)」を後生大事に蓄積してしまい、「うまくできる」をなかなか経験できない人。
「マイナスの経験」を「プラスの経験」に変えるには、思考が必要である。
体を目標どおりに動かす試み(シミュレーション)が必要である。
この作業は滑っている時にはできない。スキーを脱いでいる時間にしかできない。
思考する時間の量と、自分の体を客観的に眺めて見る作業時間を確保したいところである。