ここだけの話 発展途上のスキーヤー

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(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」
2006.10.4 ライブ

ライブ(LIVE)、生、その場に立ち、空気を肌で感じること。DVDやビデオでは感じることのできない、奥行き、回転弧の大きさと空間の大きさを感じることができる。

1級を合格した頃考えたこと、

一流の選手の滑りを真似する。そのためには一流選手の滑りを見なければならない。脳に映像を焼付け、その目標に向けてその域に近づいていきたい。

では、そうしよう。

合格した82年の6月、アスペンスキークラブの鈴木さんに連れていってもらい、乗鞍高原スキー場で開催された小賀坂スキーリーダーズキャンプに参加した。初めて一緒に滑ることができたデモは、東京へ出発する直前にテレビで見たあの基礎スキーチャンピオン「吉田幸一さん」であった。

翌年以降は5月〜7月の間に月山に2〜3回出かけるようになった。小賀坂スキーのキャンプであったり、サロモンキャンプであったりした。そして現役デモにスキーを教わり、その映像を脳に焼付けるのである。
(理屈は後から考える。コップの水を空にして・・・)

思い起こすと、大人になってからスキー講習会に参加したのは、デモが講師となる会だけであった。
そして冬は石打後楽園スキー場に通うのであるが、ここでは一人で通った。滑りの練習も一人であった。
しかし、脳裏に焼きついた先生と一緒であったとも言える。

できない事をできるようにする作業は自分でするのだから、一人でいいのだ。
まず、自分が滑っている時、何を感じて、何にどう反応しているかを感じて、滑り終わった後にフィードバックするのである。そして常宿(スポーツホテル八紘閣)があるとクラブの先輩も時折来ていたりして、そういう時に1本だけ、今まで練習してきた最高の滑りを本気で滑り、見てもらうのだ。基本的には自分の中に先生がいて、下手な自分をコーチするのである。

だからそのために、ライブ映像を見に、技術選に出かけたり、月山へ出かけたりして、本物の姿を脳に焼き付けるのである。



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