ワールドカップ選手のGSゲートトレーニングの映像を見ていると、気づくことがある。
カメラ位置はゲートの上の地点から、選手の滑りの後姿を見ているという映像。あたかも数秒後の自分がそこに居るような感じ。
そこで気になるのは、
ターンとターンのつなぎ目では既に滑走面が見える。
また、その位置でテールが浮いているようにも見える。
これは、すばやく拇指球当たりに荷重できている反作用ではないか。
そういう映像を見ていて、外足荷重を考えてみる。
ベテランスキーヤーだと、
外足荷重=上半身を外スキー側に寄せて、と思い込んでいるようだ。
また、
内足荷重=上半身を内スキー側に寄せて=内側に寄せるから基底面積の広いプルークターンになり、パラレルターンにならない広いスタンスから脱却できないのだ。
このあたりの話については、いろいろ論議をしているようであるが、滑り手を眺めている側の見方と、滑り手の内なる感覚は一致しないのは当たり前。
滑り手側の話と、眺めている側の話で議論しても話は噛み合わない・・・。
滑り手は、ターンの内側に体が位置し、外足荷重というのが滑り手の感覚のはず。
どうも「内足荷重」と「ターンの内側に体を位置させる」ことが混同されているのではないか。
さらに、ターンの内側と言うよりも、体を谷へ落とすという表現があうかもしれない。
斜面には高低差があるのだから、常に常に低い方へ移動しているのだ。
しかし、急斜面や緩斜面の斜度が違ってくると表現が変わってくるかも・・・。
だから言葉に惑わされてはいけない。
固定観念は視野を狭くしてしまう。
答えは既に自分の内側(Inner)に準備されているのだ。それを聞いてみよう。