プルークターンができるようになったら、どうやってパラレルターンに進化させていくのだろうか?
実は、ここに、【速いパラレルターン】に必要な要素がぎっしり詰まっているように感じてしまう。
星直樹ポールキャンプ(第1回目)でのビデオシーンを見て、出来る人と出来ない人の差は何かを考えていた。本日第2回目のビデオがアップされていました。ますます参考になります。
(※内足が外足と同じように動いているのです。)
さて、表題に戻るが、私が考える展開の方法としては、
「切替からフォールラインに向くまでの間で、内足の位置を外足の股関節の下側くらいの所(横方向)へ動かしてみる。」
ということ。(またまた「2006年のつぶやき 2006.5.7」の図の3を参照してほしい。内足に着目して。)
なんだ、シュテムターンの時の内足と同じではないか。
滑り手の感覚としては似ていると思う。
しかし、腰〜上体が谷側へ落ちている状態で内足を外側に動かすと、腰はさらに内側へ動かされていく。
【昔の】シュテムターン:
切替時に重力に垂直な方向で切替え、上体は外スキーにまとわりついて舵取りを行う。(外スキーの角付けがゆるい状態になるもの。)
【速いパラレルターンにつながる】シュテムターン:
切替時に斜面に垂直な方向で切替え、上体は内スキーにまとわりついて舵取りを行う。(外スキーの角付けを大きく使える状態になるもの。)
緩斜面で直滑降からプルーク(ハの字)に開いて滑ってみると、腰(重心)の位置が下がることがわかる。
足を外側に動かすと腰が下がるのだ。
足を外側に動かす時に腰が雪面に近くなるように動かないとツジツマがあわなくなる。
だから、シュテムターンでスキーをハの字に開いたら、そこから外スキーをさらに外側に押しずらし、重心を下げながら内スキーを外側に動かしてみよう。内スキーを機能させてみよう。
そして、内スキーの外エッジ側に荷重を与え、斜面をズルズルとズレ落ちる感触を味わってみよう。
次第に4本のエッジを感じてくるはずだ。