多くの有名人はシーズンオフを宣言しているが、私の2007シーズンはまだ終わっていない。
いや、2008年シーズンが始まっているのかもしれない。
今年も昨年に続き5月は良く滑った。合計6日間、全て日帰りで。連休と前半の週末は晴れて撮影もできたので、自分を見直す作業がはかどった。後半の週末は連続して雨に遭遇し撮影はできなかったが、今までにない感覚に出会うことができた。
6月も都合をつけて月山へ行こうと思う。沢コースの雪が消えないうちに大回りのトレーニングだ。
うまく出来ないことには原因がある。
それを発見する作業をせずに前進してみても、最短距離は歩めまい。迷路が待っているはずだ。
同じ過ちを繰り返してしまうかもしれない。
雪が降ったからスキーをする、これでは出来ないことを定着する作業になってしまう。
来るシーズンは今シーズンの続きではない。
進化したステージで迎える新しいシーズンなのだ。
この時期には、自分の基本を見直してみよう。
私は毎年「0」から出発することにしている。自分のコップを空にして。直滑降やターンポジションの確認はもちろん、自分の体の動かし方まで見直すのだ。
そして基本となる土台を広げ、大きな家を建てよう!建て直そう!
次のシーズンは指導活動を始めて25シーズン目となる。四半世紀だ。
肩書きや言葉での指導ではなく、手本となる滑りを提示できる指導活動を展開していきたい。