訪問から一週間が経過しました。この一週間は「楽体(らくだ)」という運動補助器具を利用した体操を毎日行っていました。体操はインナーマッスルにも働きかけます。これにより確実に、
(1)首の可動域が広がったこと、
(2)肩甲骨周りの可動域が広がったこと、
だから、首が前に傾いていた姿勢=横から見て耳の位置が肩よりも前だったものが、耳の位置が肩のラインに乗ってきたので、背骨の姿勢が驚くほど改善された。
若いスキーヤーは筋力を付けることと並行して、可動域を広げたり、姿勢を改善することも考察してみてください。
それと、一日殆ど履いている靴の敷き皮に「受動デバイス」を貼り付け生活しています。これにより背中の筋肉のこわばりが和らぎ、脱力した状態ができ、何もしていないのに骨盤の傾きや肩の傾きなどの姿勢の乱れが改善されます。今日はその敷き皮を運動靴に入れて過ごしました。これから発売されますので注目です!
さて、本日のBMZさんへの訪問は、スキーブーツ用インソールを完成させることと、カフの向き、カントの調整など、ブーツの調整です。これで基準点が改善されました。ブーツを履いているだけで、うまく滑っている姿がイメージできるくらい足になじむようになりました。
同行したやまたかさんは、右足のかかとがブーツの幅より大きく、ブーツの設計位置に落ちずにいることが判明。だからかかとの押さえが甘くなり、足全体が前にスライドするような動きが出てくる(足首がゆるむ)ということで、本人の感覚と高橋さんの見立てが一致した。
シェルを加工してみると、ストンと落ちまして、なんと脛の前傾角がしっかりと現れた基本姿勢が出来上がりました。本人の感覚としては、今までは筋肉を総動員して基本姿勢をとろうとしていたが、何の意識もなく、何もしないのに基本姿勢ができてしまう、とのこと。早速来週は月山で滑り込み、うまくできる事を確認ですね。
BMZ、高橋さん、ありがとうございました。
帰りは水上まで足を伸ばし、「そば処角弥」さんへ。今週もお世話になりました。一彦さん、ありがとうございました。