今日は足の曲げ伸ばしについて少し。
80年代前半のスキー教程の前段に基本運動という項目があり、プルーク(プルークファーレン)の3態というものがあった。
1)高いポジションのプルークで滑り出し、低いポジションに移行するプルーク。
2)低いポジションのプルークで滑り出し、高いポジションに移行するプルーク。
3)中間ポジションをキープしたままのプルーク。
どう頑張っても伸ばすか、曲げるかしかない。
丸沼高原で見かけたスキーヤーの多くは、外足を曲げて&ブーツが変形するくらい曲げていた。
外足を曲げた姿勢で外力を取ろうとしても、各関節が曲がっていては力が分散してしまう。
だからといって伸ばしすぎると、その反動で次の瞬間に思ったより曲がりすぎてしまう。
できれば、中間ポジションをベースに、ハムストリングスを少し伸ばすように使っていくと、高いポジションがキープされてくる。
ズルズルとずれる中であっても、高いポジションができてくると、自重をうまく使えるようになり、スキーの滑走性も上がるはずだ。