ここだけの話 発展途上のスキーヤー

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(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」
2007.11.23 基準

この時期、指導者研修会に向けて、いろいろ基本的なことを確認していくのであるが、説明している人がどんな斜面で、どのこらいのスピードで滑走することを前提に話をしているのかを気付いてほしい。

他人の話を聞きながら、状況を思い描き、イメージ(映像)を作り上げていく。
そのイメージの作り方を間違えると妄想に近くなってくるかもしれない。

斜度により垂直方向は変化する。

重力方向を感じろ、と言われても、平地や緩斜面で、しかも低速で直進している時にしか感じられないはずだ。
実際にターンをして移動している中でのスキーヤーが、重力方向を意識してしまっては、落下運動を阻害する力が間違いなく働いてしまうはずだ。

私は斜面に垂直に位置する場所を基準と考えていきたい。
スキーの中央付近に真上から重みを与えていきたいからだ。
急斜面では、頭の位置がすごく谷側にあって、調度良いバランスとなる。ここまで行けない人が多いのではないか。

続いて、プルークターンの後姿のイメージを作ってみました。

プルークターンの後姿のイメージ

ここで重力方向を意識してしまうと、上体は外スキーにまとわりついてしまう。
ターンの後半に外スキーの角付けをキープしすぎることに原因があるかもしれない。

バランス良く滑る目標は、緩中斜面でゆっくり滑ること。
特にシーズン初めは、ゆっくり滑ることをオススメします。

納得でたら、急斜面でもゆっくり滑ってみる。
上手に抵抗を捕らえることができたら、自在にコントロールできる領域と調整力が確実に広がってくるだろう。



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