スキーの指導者は、心技体の『体』についてどのように考えているのだろうか。
スポーツのパフォーマンスを高い次元で発揮しつづけるには、それを実現できる体が必要になる。
そしてスポーツをしたことによって消費された体の組織を復元するには、栄養を摂るのが必要になる。
体が成長しきった大人にも当てはまるし、ましてや成長期の子供たちではなおさらだ。
栄養補給は、運動直後30分以内がベストと言われています。
日々のトレーニング直後に栄養補給を実践させているだろうか。
戦える体を作るために、怪我をしない体を作るために、強くてしなやかな体を作るために。
皆川賢太郎選手が10代の時にコーチから受けた指導の中には、『食』についてもあったそうです。
それも、将来世界一を目指して戦うために必要なこととして。
(詳しくは「皆川賢太郎が教えるスキー完全上達」をご覧ください。)
身近な試合の勝負よりも、体づくりは将来に向けても、最優先されなければいけないことと思う。
いつ、何を食べるのか。
私の身近では、サッカーとバスケットチームの子どもたちは実践している。
欧米のクラブチームでは当たり前として実践されているそうだ。
さて、各地域や学校のスキーチームではどうなのだろうか。
保護者の理解を得れば、チームとしての対応が実現できるはずだ。
心技体のそれぞれが、日本一、世界一を目指す道にすすまないと、選手の未来は開けてこないだろう。
選手はどこを目指すのだろうか?
それに対してコーチは何を提供できるのだろうか?
実技の面倒をみるだけがスキーコーチではないことは確かなようだ。
世界レベルの情報を各地域で提供できて、
「それで君はどこまで目指す?」
という活動が出来たら、日本代表を目指すなどという誤った考え方は排除されるだろうし、「真に高いパフォーマンス」を目指すようになるであろう。
若い指導者に期待している。