ここだけの話 発展途上のスキーヤー

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(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」
2008.9.14 片プルークのポジション

今回はスキーの指導者向けのお話です。

速いパラレルターンで気が付かない事は、ゆっくり滑るに限ります。
指導者検定でのプルークボーゲンやプルークターンあたりの話になります。

外スキーを外側に動かすことで角付けが生まれ、ターンをするための土台ができます。
そして足を外側に動かすことで、重心位置は下がることになります。

この2つの動きに惑わされることなく、重心位置をどこに配置させるか、ということを、意思を持って制御していますか?

昨年度の指導者養成講習会で、受講者の方と一緒にトライしてみました。スキーをはずして平地で。
【写真(1)】の開脚の場所から、【写真(2)】のように重心の位置を真っ直ぐ下に降ろし、「片プルーク」になるように片足を外側に動かしてみます。

開脚のポジション 外側に動く足の動きに連動して重心も外側に動いてしまうポジション
開脚から重心を真っ直ぐ落としたポジション 支える足の膝が内側に動いてしまうポジション

うまく真っ直ぐ重心を落とすことができると、支えている足の「足首・膝・股関節・肩」が一直線に並びます。

【写真(3)】では、外側に動かす足の動きに引きずられて、上体も外側に動いていきます。
男性に多く見られた姿勢です。
カービングスキーが登場する前の時代に「オーソドックスなプルークボーゲン」や「オーソドックスなシュテムターン」と言われたポジションに当たります。

【写真(4)】では、重心を下げる動きをした時に、「膝を内側に動かしてしまう」例になります。
女性に多く見られた姿勢です。
足を曲げた時に膝が内側に動くのは、「本人のクセ」または「ブーツのセッティング不良」と思われます。
また、軸線に頭の位置を合わせるようにすると、同様なバランスになってしまいます。

何事も意思を持ってコントロールすることが大切です。

平地でうまくできるようになったら、緩斜面で直滑降(直進)をしながら、片プルークのバランスを確認してみます。



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