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「愛と勇気」
2008.9.24 短期記憶と長期記憶

佐藤久哉デモのコーチ養成講習会のレポートにも記載されていた「短期記憶と長期記憶」について。

ブロック練習(半日単位)とランダム練習(1本毎)
人間の脳は忘れると思い出すの繰り返し。半日単位の練習(同じ内容を繰り返す練習)では、短期記憶の領域にうまく働きかけられるが、短期記憶でうまく処理しすぎると、長期記憶へ昇華されにくい。
ランダム練習は例えばSLとGSの練習を1本毎に行うというもの。装備の違いなどから現実的ではないが、こちらの方が長期記憶の定着率が高いというのだ。なんとか取り入れたい練習方法である。

この話を聞いていて思い描いたのは「Ski Racing is FUN」のDVDで紹介されていたトレーニング。
下記に紹介します。


図のようにネトロンなどのショートポールを3本づつ立てます。もちろん2つだけでなく沢山立てます。
そこを、(1)→(1)とか、(1)→(2)とか、(1)→(3)とか、1本づつ指示を変えます。
どのリズムもうまくできるようになったら、(ショートポール)→(ショートポール)→(ロングポール)など、ロングポールを加えても、今までと変わらない内容ですすめます。

ランダム練習の注意事項としては、新しい技術を習得している段階など、習い始めの段階では効果がないということだ。

子供たちにこのようなプログラムを提供できるオーストリアはスキー大国で居続ける訳です。日本も今回のコーチ制度の普及で各地域でコーチの創意工夫が生まれると、世界で戦える選手がごろごろ出てくるはずだ。

勝てる選手が10人になると、JAPANチームもすごいことになっていく。



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