日本トップリーグ連携機構が主催する行事が近所の体育施設で開催されたので見学してきた。
その1:水分補給セミナー(大塚製薬株式会社)、サッカーの中村俊輔さんのインタビューで構成されるDVDで水分補給の正しい取り方を学んだ。
その2:3D動体視力トレーニング体験(オリンパスビジュアルコミュニケーションズ株式会社)、次々に登場する映像は見えていて頭では認識しているものの、パソコンに繋がれたスティック操作の指令がうまくできなかった。(ハードディスクへのアクセスランプはひっきりなしに点滅しているのに、なかなか表示できないパソコンのよう。)
見学のメインイベントとしては、「スポーツ講演会」。ボール実技参加児童の保護者の方に混じり、参加させていただいた。午前中は「こどもの発育発達と栄養学 発育発達と一貫指導 環境は大人が整備する」(若杉透さん:新潟医療福祉大学教授、アルビレックス新潟社外取締役)
内容は先日受講したSAJ C級コーチ養成講習会で学んだことの総復習である。印象に残ったことは、小学生までは単一種目ではダメ、あらゆる刺激を与え、あらゆるスキルを獲得する時期であるということ。スキーもそう、単一種目だけでは成長できないのだ。
この時期のウエイトトレーニングは筋肉や骨が未発達なので避けるようにする、年齢や成長具合をみてから実施、というのが前回の講習会からもセオリーであると聞いていた。しかし、世界ではそうでないようです。
負荷が軽ければ良しとしてやらせるそうです。バーだけとか、さらに軽いものではコーンバーなどを使って。小さい時からやり方の正しい方法を伝え、神経系統を鍛えるのだ。そして成長に合わせて負荷を増やすことができ、トレーニング効果を早く手に入れることができるようだ。ダメだと言われたからしないのではなく、ポジティブに考えていかなければならないと感じた。
栄養面に関しては、6〜8歳でエネルギー所要量が1,900Kカロリー、30〜40歳で座りがちな不活発の男性だと1,950Kカロリーということなので、ほとんど差がない。U-8でもお父さんよりたくさん食べて良いとのお話でした。アスリートの子どもは普通の量の倍は食べるのが目安。特にトレーニング直後の食事について、まだ血流量が多い時間帯に「炭水化物+糖質(ex おにぎり2個と牛乳500mL)」を。家に帰ってからの夕食では遅すぎるのだ。参考までに前回の養成講習会で教えていただいたのですが、冬場だと「肉まん」も良いそうです。
環境を整えてるのは大人、そして、(スポーツの種目をするのではなく)運動することが楽しいと感じるようにしむける、ほめてあげる。楽しいと思うから続けるのですね。
これらの理論を15年前に知っていたかった・・・。我が家ではゴールデンエイジを過ぎて数年が経過しているので、実践できないのが悔やまれます。
午後の講演会は後ほど。
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