ここだけの話 発展途上のスキーヤー

ここだけの話 archive 


(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」
2009.2.2 2009年1月を振り返って

先月は、スキー指導者になりたい(検定を受検する)方と滑る機会が多くありました。

現在のショートカービングスキーが登場してからスキーを始めた方もいらっしゃいました。

多くの方々は所属するクラブの指導者から日頃指導を受けているとは思いますが、色々お聞きしますと、何か「基本」というものを教わったり、考える機会がなかったりしているようです。

短絡思考(ワンパターン)= 傾ける&回る = ずらしてコントロールがうまくできない

もちろん、スキーの滑走が楽しければそれでいいのですが、指導者に求められるのはこれだけではありません。

私は、「ターンの大きさを調整したり、スピードもゆっくり滑る〜速く滑るまで調整できて、怪我をしないように体を対応させること」だと思うのです。

特に、ターン孤の大きさを意志を持ってコントロールしているか?
が重要だと考えています。

丸い回転孤(半円)は長方形のスペースを必要としますので、かなり落下距離を必要としてきます。
ここで正方形のスペースに回転孤を描こうとしている姿を多く見かけます。

これを感じてもらうためには、初心者への指導方法を体験するしかありません。

1)プルークファーレン(フォールライン方向に)から停止。
2)斜めプルーク(左右同じズレ幅で)から停止。

この2つを使い斜面を下っていくこと、これを経験しなければ感じられないことがあるはずです。
参考:今日初めてスキーをする人(大人)への指導展開の実例

それにしても、受検される方で、斜めプルーク(左右同じズレ幅で)から停止のバランス取りがうまくできない方と出会うのは残念です。

指導法実技は、できあがる形を追い求めるのではなく、本当に必要としている人に適切なプログラムを提供できるか、という師範能力が求められているのではないでしょうか。

初心者へどのように指導を組み立てていくか、を考えることが、師範能力を磨くのに最適であると考えています。



▲ページの先頭へarchive目次へHOME