オフトレ期も折り返し点が過ぎ、あと3か月もすれば2010年シーズンが始まります。私の場合、11月の丸沼高原かな?
平地で行うスポーツなら、トレーニング = 実践 となる訳ですが、アルペンスキーの場合は「斜面を降りながら外力に対応する」ことが要求されるスポーツです。
だから、平地でのトレーニングは、あくまでも「体の能力(筋パワー・バランス・柔軟性)の向上」が目的です。
体を鍛えた上に、さらに、斜面で動ける能力(筋パワー・バランス・柔軟性)を造っていこう。
斜面で要求されてくる条件の一つに「左右の足の高低差」があります。
この高低差について、図を描いてみました。
【参考】 2008.9.9 重心を落下させるということ
初心者その後
外足が、「高い所」 → 「横」 → 「低い所」を順に少しづつ移動していきます。
両足の高低差が変化するのです。
そこの重心を運ぶことができたら、初めて平地での運動感覚を利用できると思うのです。
斜面の中では、スキーの進行方向により、スキーヤーが感じる斜度感は変化します。
フォールラインに向いた時に、初めてその斜度の100%の値を感じて滑ります。
真横に向いて立った時は、斜度感は感じないはず。
実際の回転弧の中で斜度感の変化を考えやすくするため、フォールラインに対して45度方向をチェックポイントとしてみます。その斜度感は50%の値であることに気付くと思います。
パラレルターンで滑る時、両足の幅を40cmとした時の外足の高低差を数値にした前回、もう一度それを表にしてみます。
b = 40cm
斜度 | フォールラインに対して真横に向いた時の高低差(a) | フォールラインに対して45度に向いた時の高低差 | ⇔ | フォールラインに向いた時の高低差 |
10度 | 7cm | 3.5cm | ⇔ | 0cm |
20度 | 14.6cm | 7.3cm | ⇔ | 0cm |
30度 | 23cm | 11.5cm | ⇔ | 0cm |
両足の長さの変化を、陸上トレーニングに組み込んでみよう。