2日目の午前中は、ホテルニューダボスさんの芝生グラウンドで、宮野由紀子さん講師による「イメージ作りと体の使い方」を昨日の復習から発展課題まで、2時間半行いました。
ゆっくりとした速度での運動課題をペアでそれぞれを観察しながら指摘しあうトレーニングで、正確な動作で意図する筋肉を使っていきますと、お昼にはグッタリと疲労感を感じるほどです。
午後から昨日と同様に裏ダボスゲレンデ上部まで登り、斜面を使った「体の使い方のトレーニング」を、飯島庸一さん講師で行われました。
斜面でのトレーニングは、スキーの課題の一つである「斜面に適応する」技術ついて、良い対応も、うまくできない対応も、冷静に受け止めることができます。うまくいかないことも、繰り返し行うことで、正しい感覚を定着することができます。
斜面でのトレーニングは、トレーニング時間を十分に確保できない「社会人スキーヤー」にあっては、優先して組み込むことをお勧めします。
今ある自分の能力を100%発揮することを目的とするトレーニングを優先することで、まずは100%の力を出せるようになれば、雪上でのパフォーマンスは確実にアップする。それから100%を120%にしていくトレーングに進むというのが、トレーニング時間の確保が難しい社会人には適しているかもしれない。
斜面のトレーニングで注意することは、2人以上で行ない、それぞれのパフォーマンスをチェックしあうこと。自分なりに上手くいったと思うことが錯覚になることを回避したい。写真やビデオでその場での確認も効果が上がる。
それと、終了後に飯島さんとの会話で自分もそうだなと思ったこと。それは、「シューズ」の問題。私は平地用のランニングシューズしか持っていなかったので、それを使ったが、斜面でその靴を使うと、前後方向へのホールドは良いものの、左右へのホールドはかなり悪かった。せっかく正しいポジショニングができても、最後に足元がずれてしまうと、練習効果が半減してしまう。
できれば、「トレイルランニングシューズ」が良いようです。
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