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「愛と勇気」

2009.10.19 外足が入れ替わる時のポジショニング


当初「ターンの終わりについて」という表題を考えていましたが、ターンの終わりってどこ?
発想は自由にという主題にそって、再度整理してみました。

外足が入れ替わる時のポジショニング・・・どこで迎えるか
外足が入れ替わる時のポジショニング(1)
外足が入れ替わる時のポジショニング(2)
外足が入れ替わる時のポジショニング(3)

図の丸印は頭ではありません。重心を示しています。
また、両足を表現してしまうと、より複雑になってしまいますので、板と重心の位置関係のみ、単純に表現してみました。

(1)主に低速時、プルークボーゲンやシュテムターンで滑る時にみられるバランス。しかし、パラレルターンでスピードが出た時にも、一所懸命に山回りを続けてしまうと、重心が谷へ落ちずに、同様なバランスが現れてくる。また、膝を山側へ押し付ける操作を一所懸命にしてしまう時も同じだ。膝に負担がかかり靭帯を痛めてしまうことになるので要注意。

(2)主に中速時、なめらかにターンをつないでいる時に見られるバランス。しかし、外足を入れ替えるタイミングで、次のターンで高い位置にポジションを取ろうとして足の伸ばしに合わせて重心が浮いてしまうと、このバランスになってしまう。本人は切替を完了している気分になるが、重心が浮いてしまうので、スキーの角付けは緩むだけで、切替は完了していない。

(3)できれば、このバランスをもって、左右の外足の入れ替えを完了したい。図の丸印の延長線上に頭の位置がくる。このバランスでは、足元よりも頭がかなり谷側に位置することになる。そんな感覚を持てたら、次の外足を早い場面から機能させることができる。


山回りの時間帯から切替動作の時間帯の動きの概念図山回りの時間帯から切替動作の時間帯の動きの概念図を描いてみました。

(A)の動作をイメージしてしまうと、速い動作ができなくなる。
また、高速ターンでは切替完了直後の次のターンの外足が軽くなってしまい、加速できなくなる。

(B)の動きをイメージしたい。
山回りで突っ張っていた外足を、ほんの少し短くするように抜重すると、スキーが腰の下に戻ってくるような感覚になり、上体とスキーの入れ替えが短時間で行われることになる。

そうしたら、次の段階の課題は、両足の調和だ。できれば、山回りの時間帯から、次のターンの外足(山回りの内足)にウエイトをかけ、かけたまま、(3)の位置を迎えたいと思っています。



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