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「愛と勇気」

2009.10.30 スポーツマンシップとフェアプレイ


なぜスポーツをするのか?
スポーツマンシップとは何か、フェアプレイとは・・・

昨年から学び始めたコーチ養成課程。最初に学ぶのがスポーツマンシップとフェアプレイである。
これは、コーチにとっても必要なことなのだが、スポーツに参加する方、スポーツを見る方、支援する方も、知ってほしいと思う内容である。

【フェアプレイ】
・ 試合・競技ルールの順守
・ 役員への敬意そして判定・ジャッジへの従順
・ 対戦相手や他選手、仲間への敬意
・ 全選手、チームとの公平性、平等
・ いかなる状況でも品格を

「SAJ 2008 C級コーチ養成講習会より」

私としては、特に3番目と5番目の項目が難しいと感じる。故に発展途上なのである。
オリンピックなど国際大会で活躍する選手の言動が報道され伝わってくるのであるが、最近その発言内容が変わってきたことにお気づきのことと思う。ベストパフォーマンスを実現するために、心技体を整えるナショナルトレーニングセンターの存在が大きいと思う。

【フェアなプレーヤーとアンフェアなプレーヤーの特徴】
フェアなプレーヤーの特徴 アンフェアなプレーヤーの特徴
ルールに従う 他の人のプレイを批判する
審判の判定を受け入れる 審判をののしる
他の人のよいプレイをほめる 他の人の失敗を責める
チームメイトを励ます 他のプレイヤーをこき使う(ボス的行動)
自分のポジションでプレイする ポジションを逸脱し、ゲームを支配する
技能の低い仲間を助ける 技能の低い人をからかう
勝ち負けにこだわらない 勝てば満足するが、負ければふてくされる
技術の応用に努める 技術の応用に努めない

(Griffin,P.et al:Fair Play in the Gym: Race and Sex Equity in Physical Education, Griffin, P.ed.:Women is Equity progam, 132-133, University of Massachusetts,1983を元にシーデントップが作成)
「日本体育協会 公認スポーツ指導者養成テキスト 共通科目1より」

アメリカのサッカー協会が発行している「ジュニアのためのサッカークリニック」という本の中には、「ゲーム中に交代させられた選手が、まだできるのに!とふてくされた態度を示すことがあるが、コーチはこれを決して許してはいけない」と書いてあるそうだ。
日本では「フォア・ザ・チーム(チームのために)」とか「監督の指示に従わなければいけないから」など、その理由と考えがちだ。
しかし「交代で入る選手への尊重(思いやり)」を欠いた態度が「スポーツマンシップにもとる」と、理由を説明して注意せよ、と明記されているそうだ。交代を言われたら次に交代で入る仲間に「頑張れよ」と励ますこと。これが「仲間への尊重」なのであるという。

「参考:広瀬一郎:スポーツマンシップを考える−子供をスポーツマンに、そしてGood Fellowに−」

勝つのは一人、他は全て負けなのは事実。負けをどうとらえるか。「Good loser」。スポーツにかかわる全ての人で考えましょうよ。



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