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2009.11.1 形態および身体組成の測定と活用


形態および身体組成の測定と活用

形態および身体組成の測定(2009.10.24)にて、床から転子点の距離(縦方向)を、直立状態とパワーポジションでの数値を比較した。
今回は、横方向の距離について考察してみたいと思う。

パワーポジションを取った時の、床から転子点までの高さ:77cm
パワーポジションを取った時の、床から膝までの高さ:44cm

足元を支点にして、重心を移動して脚部が傾いた時、膝の移動量と、腰(股間節)の移動量を数値で表すとどうなるか。
運動イメージを作る時に、「たくさん動く」というイメージよりは、「○○cm動く」というイメージの方が、具体的であるし、「無駄が多いものから無駄が少ないものへ」という洗練化の道のりを目指すためにも、数値化することに意義があると思う。

横方向の移動距離 = 円周 × (移動角度 / 360)
= 半径×2×円周率 ×移動角度÷360

さて、半径を44cm、と77cmで、膝部分の移動距離(a)が「約10cm」であった時の、股関節の移動距離(b)を計算してみる。

股関節部分の移動距離(b) = 約17.5cm

つまり、このような距離の関係を保てた時に、足首〜膝〜股関節が、一直線に並ぶことになる。
股関節の移動距離が少ないと、膝だけが内側に移動してしまい、靭帯の損傷など怪我に直結してしまうので、イメージ作りは大切だ。

横方向の移動は、曲線の距離になるのでイメージしにくいこともある。単純に水平方向に「約○○cm」というイメージでも良いと思う。また、膝関節の存在を無視して、足裏と股関節だけで動作のイメージを作っても良いと思う。
そして、具体的な数値を意識して、正確なイメージと運動感覚を磨いていこう!



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