ここだけの話 archive
2回目のスキー指導者養成講習会が菅平高原スキー場で開催されました。
等圧線の間隔が狭い、縦縞模様で西高東低の冬型の気圧配置は、高速道も閉鎖となる吹雪の中の現地入りとなりました。
今回は、検定種目が改定されたことから、受検者の共通理解を深めるためにも、種目別トレーニングを行おうという意図があり、「横滑り」と「谷回り」の2種目をトレーニングすることになりました。
私は、班の担当は持たず、運営担当としての配置となり、「横滑り」の種目別トレーニングを担当させていただきました。
トレーニングは、準指導員の受検者を6グループに分け、各グループ約1時間の割り当てで、横滑りを考察していただきました。
私にとっては、280人の全員講習ということになりました。
悪天候のため、参加者にとっては過酷な1時間となったことと思いますが、あえて、準備した内容を割愛することなく、「パラレルターンに必要となる重心の落下」と「パラレルターンに必要となる姿勢とポジショニング」という観点から、横滑りを考えていただきました。
(参考)
・横滑りのトレーニングについて考察する・・・(2010.1.20)
用意していた資料に加え、高低差がある斜面では、山側の足が短くたたまれることが、足元がほんの少し前にでることが、自然であり、その自然な足元のバランスを保持したまま、横滑りに移行することと、
山側の腕のポジショニングに着目していただき、全身のポジションを考察していただきました。
(参考)
・内足を前に出すことについて・・・(2007.10.12)
・座布団のすすめ・・・(2009.7.3)
・腕・・・(2007.5.10)
この種目は全員合格であってほしいと、本当に望んでいます。