ここだけの話 archive
2010年シーズンの最終営業日となったかぐらスキー場へ行ってきました。
3シーズンぶりとなったY氏とのトレーニング。充実したものとなりました。
雪解けも進み、みつまたロープウェイを下車してからは、連絡バスに乗り、かぐらゴンドラへ。
ロープウェイ乗り場に並んでから、スキー場のリフトまでの移動時間は約1時間、9時過ぎの到着でした。
積雪は、最終日でもゴンドラ降り場から見える最後の急斜面で全幅滑れるくらいの積雪量がありました。
本日の課題
・ターンの後半に、ターン外側の足裏を体幹部の引き付ける(プレターンからも)
・引き付けた足の長さを変えずに斜面に直角に立つ
・斜面に直角に立つ時に、両足〜両肩で長方形(平行四辺形ではない)の時間をある程度確保する
・斜面に直角に立つ時に、ストックを直角に突く
・斜面に直角に立つ時に、体の軸は前方に約4度傾いているイメージ
・ターンの舵取りの最初から最後まで、ターン外側の足はアイソメトリック
トレーニングを始めて1時間と少しの間は、登ってくる人の時間差のため、斜面も荒れずに、大回り系のトレーニングができました。
コブができてきたので小回りのトレーニングに変更。佐藤麻子さんに教えていただいた技法の復習。成果有り。
今回は、グループロシニョールさんより、2011年モデルのDemoγ 162cmを借りることができました。
Demoシリーズは、α、β、γと3種類あり、滑走スピードの許容範囲が高い順となります。
Demo αは、たわみと戻りのレスポンスが早い板。切替の局面で角付けをゆるめると、たわみ・ねじれが開放され、グイグイと板が前進する特性があり、スキーヤーを導いてくれるような感覚です。 目標とした滑走ラインに板が進んでくれる、滑走スピードが高い中でコントロール性が高い板と思います。体重がしっかりある方、脚力がある方で満足度が高い板でしょう。上級スキーヤーを助けてくれる板と思います。
Demo γは、たわみと戻りのレスポンスがゆっくりとした板。滑走時に体軸がしっかりとできる方、瞬発力を使いたい方には、少しものたりない感があるかもしれません。 体重が軽い方、脚の筋力が弱い方、スピードを出して滑るのが少し恐いと感じる方には、ちょうどよいレスポンスと感じる板だと思います。
Demo γを1日使ってみての感想になりますが、Demo αであれば、体のバランスが多少崩れても、板の方が進んでくれることで、板がリカバリを助けてくれる感じがあるのですが、γは、乱暴に扱ってはいけません。
高いスピードをイメージして、体の動きやバランス取りを先行させすぎると、板のタイミングとあわなくなります。
回転弧を描こうとする目標となる軌跡に、ブーツの軌跡を沿わせるような、丁寧な回旋運動の調整力が試されてきます。
ゆっくりとした速度で正確な動作をトレーニングする際に最適な板と思います。
γに乗っても「楽しい」と感じることができれば、真の上級スキーヤーと言えるかもしれません。
自称上級スキーヤーに是非試していただきたい板です。
これにて新潟県内のスキー場の営業が終了しました。
次回は月山ですね