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「愛と勇気」

2010.6.23 スパイン アングル(背骨の傾き)の検証


先日の月山撮影トレーニングは、大変有意義なものでありました。

さらに、カメラマン鈴木浩さんから、データ加工を施した画像が送られてきました。

撮影場所は、月山リフトの乗り場に向かう、最後の急斜面(崖)。下1/3の所で雪がなくなり、小回りでも5〜6回転が限界の環境でした。

「ハンドワークとストックワーク」を横から見るとどうなっているのだろうか。

撮影トレーニング in 月山 with 2011 Rossignol Demo γ
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1秒8コマで撮影していただき、5コマ移動している画像になりますので、0.6秒間の画像になります。

スキーの滑走面が雪面にフラットに接地する時が3コマ目。この時の体のバランスライン(パワーポジション)が、斜面に垂直な方向より前方に4度ほど傾いているラインを理想と考えています。

3コマ目のポジションは、根性がないので(斜面下の停止ゾーンに)ビビっていて、少し起き気味です。
それは良しとして、その後の左腕の動きが気になります。肘を曲げる動きが、 「手が落下する」動きを妨げているようです。(背骨が起こされる力が働きます。)

横から見ると、手が一番早く落下する位置にあることがわかります。
手の落下を誘発できれば、体幹の落下もスムースにいくことでしょう。
落下を止めないようにするためにも、「ハンドワークとストックワーク」をコーディネートしたいですね。

また、体幹を落下させる動きが、角付けの開放につながることが理解できます。
やはり、外スキーに体重を伝え、スキーを押しずらす動きが、谷回りではスキーのたわみを引き出し、切替しの局面では角付けの開放をリードしてくれるのです。
内足に乗りすぎて体が山側に位置しすぎると、角付けを開放できずに、「山回り」という時間が長くなり、落下を妨げることになるのです。

角付けを緩めるとスピードが出てしまいますが、勇気をもって、やってみましょう。
平地ではなく、斜面という環境のイメージを作りましょう。
もう1回だけ、月山に行きたくなってきた・・・



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