ここだけの話 archive
先日の月山撮影トレーニングで課題にしていた、ハンドワークについて、少し解説してみます。
写真を5カット撮影していただきました。
(1)腕をダラリと下げた状態。指導員検定でのプルークボーゲンの演技に近い。ストックのリングがスキーのテールに位置させるようにする意識。ズラして滑るのだから、ブレーキがかかるように滑るのが課題なのだから、ストックのリングは合理的な位置にあると言える。
(2)腕を上げてみる。
(3)そのまま背骨を前傾してみる。
(4)そのまま上体の向きをわずかに谷側に向けてみる。
(5)さらに、上体をひねり、谷側に向いてみると、谷側のストックのリングが、また、スキーのテールに位置してしまい、斜滑降するにも、横滑りをするにも、ブレーキの役割をすることになる。
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(6)そのまま斜面に沿って落下すると、腕が先に落下することになると思うのです。
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昨年発刊された日本スキー教程に記載されている「重みを使って滑る」というのは、腕の重みも含まれると思うのです。
どのように、落下をしたいのか、したくないのか、スキーヤーの思いを実現するためにも、腕の位置をコントロールする必要があるようです。