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「愛と勇気」

2010.8.13 腰の向きの課題


先日の栃尾グレステンスキー場での映像(中回り、大回り系)を見ていますと、切り替え場面に入るシーンで、重心の移動がギクシャクしています。

ターンの一番膨らんだシーン、フォールラインにスキーが向いた時、上半身は谷側へ向いています。
そこから、スキーは徐々に横を向きだし、股関節がひねられていきます。
股関節がひねられている状態では、重心は山側に位置することになります。

切り替え場面に入るシーンでは、この股関節がひねられた状態を解きたいのですが、上半身が谷側に向いているので、意識とは逆に、ひねられた状態が解けないのです。

 

また、この場面では、それまで谷側の脚を突っ張り、雪面抵抗を取っていた訳です。
脚の筋運動としては、アイソメトリック(脚の長さを変えずに筋パワーを出す)を使っていたものを、リラックスに変えることが必要になります。
それとともに、脚をお腹の方へ引き寄せる動きを使いたいです。この動きを使うと、脚がたたまれ、股関節の部分で腰と脚が屈曲しますので、スキーのクロスアンダーを誘発できます。
スキーヤーの感覚としては、重心を支点にして、スキーが腰の下へ戻ってくるような感覚。

この時、上半身の向きをスキーの向きに合わせること、これで股関節がひねられた状態を解くことができるでしょう。

上半身の向きをスキーの向きに合わせること、これが次回の課題のようです。

腰の向きの課題

さて、注意事項としては、スピードを怖がって、深回りをすると、うまくいきません。
スキー(グランジャー)を横に向け過ぎてはうまくいかないでしょう。
勇気をもって、スキー(グランジャー)の向きを45度未満に保って落下するトレーニングをしたいですね。



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