ここだけの話 archive 


(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」

2010.10.19 斜面でのパワーポジション


このオフは、姿勢、ポジショニングという課題に取り組んでいました。

平地でつかんだパワーポジションの感覚を、斜面を滑り落ちながら、その感覚をどう応用するか、思い描くイメージと実際の感覚の差を検証することで、雪上のパフォーマンスを向上させたいと思っている。

平地で静止している状態でバランスを取るのと、斜面を滑り落ちながらバランスを取るのでは、両者には、決定的な違いがある。
慣性の法則が働いているので、静止している時は問題ないが、斜面では、そこに居続けようとする力が働くため、気をゆるすと後傾になりがちだ。

グランジャートレーニング1枚目の写真は、グランジャートレーニング2回目の1コマ。立方骨当たりに落ちるパワーバランスの線を黄色で描いてみた。
このラインに対して、股関節が後ろで、肩が前、が理想的。写真では肩が前に位置できないエラーとなっている。
(後傾だ。)

もう一つのチェックポイントとして、つま先、膝、肩が、青いラインの上に一直線に位置するようにしたい。

この時点では、まだグランジャーでの滑走に慣れてなく、「怖い」という心理的な要素もある。
(だから急斜面の長岡へは怖くてまだ行けないでいる。)
体の使い方の面では、足首を曲げる弊害を意識しすぎてしまい、足首を曲げて姿勢を維持する力が弱く、結果、足首がゆるみ後傾を誘発しているのが見て取れる。


 

グランジャートレーニングこちらは、4回目のトレーニングからの1コマ。
ピラティスのトレーニングでつかんだ股関節の使い方を試す。日頃うまくいかない左足を重点にトライする、前後のバランスも同時に取り組む。

前後のバランスは改善が見られるが、肩と頭の位置は、もう少し前に位置させたい。ストックのリングも後ろだ。足元あたりに位置させたい。


 

グランジャートレーニングこちらは、5回目のトレーニングからの1コマ。
横方向からの映像がなかったので、このカット。

グランジャーのタイヤの転がりが良くなってきた。
両足ともブレーキ要素が減ってきた。


 

滑走中(斜面の中)の任意の位置でバランスを取る意識を持ってしまうと、その瞬間に後傾になるように外力が待ち構えている。

できれば、バランスを取り安定を求めるのではなく、バランスが崩れるようなポジションを継続して、滑落したい。

 



▲ページの先頭へarchive目次へHOME