ここだけの話 archive
2007年7月31日の記事で、ターンの切り替えのポイントを提案しました。
http://www.iplus.jp/~takekawa/a_20070731/
そのエキスは、2009年に発刊された日本スキー教程「技術編」の26ページに掲載された図で広く伝わり、
そして、2011年1月29日の記事「斜面に対応するスキーヤーの運動」で、3Dの表現が加わりました。
http://www.iplus.jp/~takekawa/a_20110129/
(参考:両足の高低差 http://www.iplus.jp/~takekawa/a_20090809/ )
SAJバッジテスト3級位の中級者がパラレルターンを取得しようとする時、一番大切な要素が「3時から4時半の対応」だと思うのです。
その4時半の場所が、「ターンの底」というように思えるのです。
ポイントは、下から見て、
1)足底と股関節を結ぶラインが直線になり谷を示すこと、
2)スキーの向きが45度よりも浅いこと、
特に、
1)の場所に対して足底の位置が遅れているスキーヤーが多い = 足首が曲がりすぎ。
1)の場所よりも、足底を進行方向に動かしすぎたら、足首がゆるみすぎ、後傾になりやすいだろう。(足底を進行方向へ動かす量を適度に)
図の緑色の点線には他にも意味があります。
「ターンの底」と感じたら、次の局面に移行する意識と体感を持つことができる。
山回りと谷回りの対応の違いには、そんな意識が必要ではないだろうか。