ここだけの話 archive
2012年シーズンに使用するスキーブーツが完成しました。
今回も、有限会社BMZ 猿ヶ京スタジオにて、アセスメント測定から、ブーツのセンターと足のセンターのフィッティング(足の向きの「0」度調整)、足首を入れた時の膝の出る角度を0度に調整するフィッティング(下肢のアライメント調整)などを施していただきました。
その他、動きやすいような加工も、詳しくは写真のとおりです。
この夏、接骨院にて左足足首の機能改善を行った結果は、ブーツフィッティングにも現れていました。
今までは、固い足首のため、ブーツを締めていない状況で足首を入れた時に、膝の位置が内側に1〜1.5度入る傾向にありました。
その分、自分の筋力で膝が1度ほど外側に位置するような力加減をしていました。
今回の計測では、なんと、外側に1度振れていました。
つまり、余計な調整を考えずに、膝が真っ直ぐ前に出るイメージどおりに動かすことで「0」ポイントを示すようになったのです。
また、インソールでは、単純に足型をコピーし、それを再現するのであれば、悪い状態の人は、悪い状態を固定されることになります。
BMZインソールは、立方骨をサポートし、足のアーチを支え、「安定性」と「運動性」を両立させる設計で、1日中滑っていても疲れないので愛用しています。
さらに今回は、「Biontonix(R)」がインソールの中に組み込まれてバージョンアップされていました。
あとは、雪が降るのを待つばかりですね。
研修会などの雪上行事が始まる前に、雪の上に立ちたいものです。
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さて、ブーツチューンをどのように考えますか?
スキーのエッジ角度には、1度や0.5度にこだわっている人は多くいますが、
自分の足が、本当にスキーのセンターに合っているか計測しているのでしょうか?
スキーセンターに対する「0」度が合っているのでしょうか?
足が当たるから当たらないようにするのがブーツチューンではありません。
全ては自分の意思どおりにスキーをコントロールするために、道具と体の向きの基準点を合わせることが、チューンナップであり、基準点の「0」ポイントがあるから、左右対称のターンが実現できるのです。
どこまで求めるかは、個々の自由。
高い次元を実現したいなら、高い次元に必要な条件を揃えて取り組まないと、時間と費用が無駄になるシーズンとなることだろう。
「パフォーマンスが低いスキーに10回行く」のと、「スキー行1回分の費用をブーツチューンに当てて、思い通りに動ける9回のスキーを実現する」こと、を比較すると、あなたはどちらを選択しますか?