ここだけの話 archive
今シーズン、私自身3回目となる研修会です。
今回は菅平高原で開催された研修会で、会場参加者は600人、35班編成の15班(51-53歳)19人の講師を担当しました。
参加された方のほとんどが初滑りでしたので、今回も全習法を用い、注意するポイントをしぼり、「谷回り(制動)」の運動様式を体験していただきました。
雪の量がまだ少なく、コースは全面滑走とはなりませんでしたので、7班毎にコースを入れ替わり、私たちの班は、初日午前中「ファミリーコース」、午後は「裏ダボスコース」、2日目は「白金迂回コース」で研修を行いました。
やはり、私を含め、角付けを強める操作に慣れている世代ですから、ついつい、角付けで抵抗を受け止めてしまいすぎる弊害が、ターン後半に現れ、落下を止めてしまう流れになっていることを、まず、感じていただきました。
一所懸命にやりすぎると、ターンの後半にスキーを横に向けるまで回転をしてしまうのも原因です。回転を時計に例えた時の、4時半ぐらいの場所で、どの方向に推進していきたいかを意識し、角付けを緩めながら直進するような(回転を深めない)対応をしていきたいものです。
「一定の速度(低速)をキープして滑走できるか」、これもチェックポイントで、常に変化する状況の中で、同じように雪面抵抗を感じ続けることができたら、高速下での滑走性が向上することでしょう。
研修会終了後は、「小学生から中学生を対象とした指導法を学びたい」という、あるクラブの方のリクエストがあり、初歩動作〜斜面を移動するシーンに合わせた指導法を紹介し、体験していただきました。
目標は「安全で楽しく」、短い時間で高いパフォーマンスを発揮する生徒さんの姿が見られるように、私たちはプログラムを提供しなければなりませんし、短い時間でそれが出来ることに、私たち指導者の価値が問われていると思うのです。
現場で気づくことが貴重なことで、それらのことから、普遍的なものを見つけていき、情報を共有できたら、「スキーが楽しい」と感じる人が増えていくのだろうなと思います。
今シーズンも頑張りましょう!
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