ここだけの話 archive
今日は、久しぶりに地元のスキー場へ。
スクール活動では、午前は、今日初めての40歳代の2名の方と滑りました。
いつもの初歩動作を麓で確認し、800mのクワッドリフトへ。
そして、2本を滑走しました。2本目は転倒することなく、笑顔で下まで降りてきました。
午後は午前の方お一人を継続して担当。午後は順調に4本滑走しました。
やはり初めての方では、時計でいうところの「3時〜4時半」の場所で、ターンの外足が低い位置に移動することを認識し、その外足の長さは長いままで、内足を少しだけ短くすることで、上体を傾けることなく水平感をもって時間を過ごせると、安定した状態になり、落ちていく外足にしっかりと荷重が続くことをテーマにすすめました。
そして、ご本人が、その感覚をはっきりと認識できたと感想を述べられていました。
見ていて、本当に安定して降りてくるのです。
パキスタンから来ている方でした。せっかく新潟で雪があるから、5年くらい前からスキーをしたかったそうです。
今日を機会に、次は平日のナイターに来て滑るとおっしゃっていました。ご自分の道具を手に入れて、回数多く滑ると、あっと言う間に上達することでしょう。
さて、私は引き続き、ジュニア教室の1班を担当。
山頂へ行くリフトの最終乗車。山頂からはガンガン滑りました。
前回は小回りをしたとのことでしたので、ペアリフトの斜面で小回りを。良いイメージを覚えてほしいので、大人向けのレッスン以上に、スピードを出し、落差をとった小回りを見ていただきました。
説明した課題は、滑走の本数ごとに1つづつ増えていきます。
1) ストックのリングをスキーの向きではなく、谷側に振り出し、しっかりと雪面へ突くこと。(角付けをゆるめること、体幹を移動することを誘発)
2)「3時」の場所から ターンの外足を斜面の下へ落とした「4時半」の場所で、スキーの向きは45度方向を死守。けっして横に向けることなく、スキーを真っ直ぐ滑らせ、体も一緒に移動・・・。
しっかりとストックを突くことができると、全身運動の調和がとれてきます。
以上、3単位を担当しました。
1時間ほどの休憩の後、スクールの先生とトレーニング。
第1リフトでA単位の推進要素の滑りを2本。ペアリフトで2時間ほど。
重心位置を胸に置くイメージでターンを。時間の半ばで、「ターンの外側の手が力んでいる」との指摘をいただきました。
どうも、年始の撮影トレーニングの時に会得したと思っていた、「ストックの落下」が止まっていたようだ。
「3時〜4時半」で外足を低い位置へ落としていく動きに合わせて、ストックのリングも同様に斜面の下へ落としていくのだ。
すると、ストックのリングが斜面の下側を先行して落ちているような感覚になる。
下から見ていただくと、「体が大きく見える」とのこと。
「身体」と「ターン外側のストックのリング」が作りだす面積が、大きく見えることになるのであろう。
きっと連続写真を撮影すると、ターンの外スキーと外側ストックのリングが、同調して移動していることがわかると思います。
ストックのリングに意識があると、ストックを握っている手がリラックスし、「身体+ストック」の落下が止まらない感覚を感じました。
中急斜面で初めて感じる感覚でした。