ここだけの話 archive
こちらの写真は、2010年11月23日丸沼高原スキー場での滑走の映像から。
動画映像から静止画を切り出したものです。
「なぜ内足のスキーが先にターンをしてしまい、スキーの先端が開くのだろか?」という疑問がわき、これをいつかは解決したいなと思っていました。
そして、トライしてきてわかったことがあります。
回転弧を時計に例え、「3時から4時半」に当たる部分です。
(写真はミラーシーンですが)
さて、滑走シーンを思い描いては話が難しくなりますから、平地(床)で考えてみます。
実際の滑走では、遠心力を排除して低速で滑ったとしても、多少なりとも遠心力が働きますから、内足を少し短くし、外足は長い状態を保持すことになり、切り替えしの場面で「身体的ニュートラル」として両足の長さを同じにし、また入れ替えるという運動様式になることでしょう。
「身体的ニュートラル」、その直後、どちらの足で軸を取るか、これでバランスの取り方は変わってきます。
2007年の記事 「内足を前に出すことについて 2007.10.12」のとおり、外足で軸を取り、パワーポジション(ユニバーサル アスレチック ポジション)をとると、短くした内足は前に出ることになります。つまり、左右の足元で前後差が生まれます。
それに対し、内足で軸を取るとどうなるだろうか?
平地(床)で、内側となる足をわずかに屈曲してみると、両足元の位置が変わらずに、内足となる足ガがわずかに短く、それとは反対の足がわずかに長くなると、身体は少し傾く状態になる。
内足を基準にバランスを取っていると、外足の足元が重心位置よりも前にある感覚になる。
外足を低い位置で、かつ、少し前に位置させる感覚である。
最初の写真は、谷回りの時間で外足でバランスを取っていたのである。そして3時を迎えると、内足が前に出ていたのである。
続いて次の写真を見ていただきたい。
足元を前後差が無い状態にしてターンをすると、このようなポジションになるようだ。
(写真は、Facebook 「FIS Alpine World Cup Tour」より借用しました。)
下の連続写真は、2012年1月4日の画像より、遠心力がかからないような低速で高低差を足の長さで対応してみた時の画像。
2軸運動感覚、支持脚と遊脚ということになるんでしょうね。
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