ここだけの話 archive
2012年3月9日〜11日にスキー指導者準指導員検定会(東京都)が開催されました。今年は特別に、2回目の開催となりました。
今回も前回と同様に、集計主任を担当しました。
晴天率が高い菅平高原には珍しく、役員集合と受付開始となる9日(金)の夜から雪が降り続き、10日には朝7時にも圧雪車が入り整備が行われたほどでした。
1日目は、A単位2種目、B単位2種目が行われました。
降り積もった雪で、300人が滑るとコース上には起伏ができます。
受検班の入れ替え時には、サポートで来場されている方々にご協力をいただきながら、バーン整備が行われました。
毎年コースは荒れるのですが、特に今年は直前の降雪量が多かったので、滑り手として、しっかりとしたバランス能力が求められたのではないでしょうか。
整地に設定されている種目を、整地ばかりで練習するだけでは、本当に必要な要素が体感できていないのかな、と感じました。
もちろん深雪ではできないこともあると思います。しかし、多少荒れたところ、起伏があるところ、緩斜面から急斜面など、あらゆる場所で取り組むことが必要なのです。
それは、実際の指導の現場で学習活動をする講習生は、覚えた技術の範囲でしか対応できず、それを使って緩斜面から急斜面を滑るからです。
だから、指導者はひとつの滑り方(技法・種目と読み替えてもよいと思います)を、あらゆる斜面でデモンストレーションできなければならないのです。
残念ながら今回合格できなかった方は、そういう能力を高めていただきたいと思います。
そして、ご自身で体験された「できないことができるようになること」を、新しいスキーヤーへ伝達してくださることを望みます。
私たち集計担当は、「チームで取り組むこと」、それに、「一人ひとりが努力すること」をテーマに、業務を遂行しました。
最高の運営ができたとは言えませんが、とどこおりなく業務を遂行することができたと思います。
集計担当の皆さん、役員の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
判定会議に入る際、震災で亡くなられた方々への黙祷を行い、また、1年前にここで対応したことを思い出し、そして1年後、検定会を開催できた喜びを改めて感じた日となりました。
スキーができることを許していただいている、全ての方々へ感謝いたします。
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