ここだけの話 archive
2014年3月22日〜23日で、スキー指導者研修会 東京都T会場(菅平高原)が開催されました。
この会期には、オープンマスターズスキーコンテスト、ジュニアスキーコンテストの大会が開催され、また、スキー指導者研修会では、年齢別班、ジュニア指導班、準指導員合格者対象班と盛りだくさん!
私は、今年度準指導員に合格された方の4班を担当しました。
研修内容は、準指導員を今年度受検するにあたり学んできた「指導展開法」を、私なりの切り口から「3本の矢」を解説させていただきました。
「斜面でターンをする時の左右の足の高低差」、「重力方向に一致する一瞬のポジションを感じる」、「長い脚と短い脚での足元の前後差」を着目点として、ご自身のスキー観を見つめていただきました。
また、「4級のシュテムターン」と、「プルークターンの次にすること」の考察は、パラレルターンへ導くことへの指導者の理解度が生徒さんに試される時になります。この当たりが理解できたら、「3本の矢」は「三位一体」となり、パラレルターンのポジションが上手にとれるようになるのです。
そして、「舵取りのポジション」、「切り替えのポジション」、それらが、最終日のコブ斜面での小回りに、安定感とういう成果として現れたのではないでしょうか。
これから初めて指導者としての場を管理するにあたり、受講生とのコミュニケーションをはじめとした「指導スキル」の向上につながるヒントを感じていただけたものと思います。
次は、今回私が立っていた位置に立つのです。
それらを経験することで、人の役に立つこと、ご自身が学んできたことが活き、また次の世代のスキーヤーが育っていくのです。
スキー指導者研修会で講師を行う際に心がけているのですが、その時に研修されている指導者に話すだけでなく、この研修会が終わり、その指導者が実際の指導の現場に立った時の講習会に参加して学ぼうとしている方をイメージして、語りかけるように説明する一コマを必ず実演するようにしています。専門用語を使わないで説明したり、5歳の方でも、80歳の方でもできるような内容だったり・・・
4班のみなさん、ありがとうございました。
この研修会に参加する前日に、大好きだった尊敬する偉大な先輩の訃報が届きました。現役の技術員が旅立ちました・・・
東京都スキー連盟の運営を支え続けてくださったその存在に、言葉が見つかりません。思い出すたびに涙が止まりません・・・
ありがとうございました!
あなたが居たから、ここまでこれたのです・・・
合掌・・・
献杯・・・