ここだけの話 archive
金曜の夜のスタート地点の新潟市では10cmほどの積雪路でしたが、三条市を過ぎると雪の量が少なくなり、長岡を過ぎるころには、雪が雨混じりに変わるほど暖かくなったようで、思っていたよりスムースに、菅平高原へ到着できました。
ですが、そこは雪道での走行速度ですから、集合時間に遅れてしまいました。どうもすいませんでした。
今回は7班を担当しまして、初滑りをコーディネートしながら、研修を進めました。
力を入れている項目に「準備体操=ウォームアップ」があります。
今回も、ストレッチを一番最初にする部位、から始まって、股関節の6つの動きをリハーサルするアクティブストレッチ。
そして今年新たに追加したのが、「上半身(肩から肩甲骨まわり)の多くの筋肉を動かす」メニューです。血流も良くなり、動きやすい上半身の感覚が目覚めたようです。
そして締めくくりは「体をねじる運動」。腸腰筋を初めとした「ローカル筋」(インナーマッスルとは言いません。)に刺激を与え、2人づつペアになっていただき、運動前と運動後に、片足バランスの変化を体験していただきました。
初日の午前に、裏ダボスの緩斜面で、「高いところ」「横」「低いところ」と声を出していただくエクササイズを体験していただきました。
午後はファミリーコースの中斜面を使い、いろいろな指導法を体験していただきました。
私からの一方的な提案であってはいけないので、参加者から「何を確認したいですかね?何の指導法?」などと、時間をおいて何度もお声がけしていきますと、特にコーヒーブレイクシーンでは、皆さんからいろいろとリクエストが出てきます。
今回は体調が悪い方もいらっしゃましたので、最下部で「今日初めて滑る人をコーディネートする実例」を紹介いたしました。
「階段下行」も初めて体験されまして、その効果の高さを実感していただきました。
2日目は、スピードを少しづつアップして「すてきなパラレルターン」を目指していくために、「滑るプルーク」「横滑り」「シュテムターン」をどうコーディネートするか、を考察してもらいたかったので、「4級のシュテムターン」のデモンストレーションを経験していただきました。
この4級のシュテムターンでは、足を揃えながら斜面をズレ落ちていくと、「シュテムなのか?、横滑りなのか?」というような共通感覚が出てきます。
プルークで回りきってからシュテム動作をする4級レベルから、「シュテム動作」を山回りの部分で行う3級レベル、足場が体の横にある感覚の位置からシュテム動作を行うもの、フォーラインに板が向く頃にはシュテム動作を終えてパラレルで舵取りを長くするもの、と、シュテム動作をする場所を、どんどんタイミング早く行うエクササイズを行います。
そして、横滑りも同様に行います。山回りの後半から横滑りで直線的に移動するもの、その重みをかけるポイントをシュテムターンの時と同様に、ターンの早い位置で、どんどんタイミングを早く行うエクササイズを行いました。すると、切り替え直後から重みのあるターンを体感できたようです。
毎回同じ内容で進めようとしても、参加者が違い、斜度が違い、ゲレンデの込み具合が違いますので、まったく同じにはなりません。
特に今回は、「今日初めてスキーをする方への指導」を体験していただけましたので、パラレルターンに本当に必要なことも気づかれたと思います。7班の皆さん、ありがとうございました。