ここだけの話 archive
この会期の研修会では、一般の研修の他、ポール研修が行われました。
私はポール研修専属で担当し、特別講師の佐藤翔さんと、GSトレーニングを行いました。
佐藤翔さんは、魚沼市出身で元 日本代表のアルペンレーサーです。
ファーイーストカップのアジアチャンピオンを獲得し、自力でワールドカップに出場した選手で、私も地元選手ということで応援していました。
現在は、東京都スキー連盟 競技本部 強化コーチとして活躍されています。
ポール研修班は、3班で約60名の参加者があり、初日、2日目とも、約3時間のトレーニングを行いました。
佐藤翔さんには、全体をリードする内容で、課題を提供していただきました。
初日は、コース取りを中心としたテーマでした。
途中から、マーカーを使い、直線的に次のポールを狙うのではなく、ゲートを過ぎてから高い位置から次のゲートへ進めるようなコース取りにトライしていただきました。
マーカーは、前日の強風で折れて落下していた「松の小枝」を数本拾い、使いました。
そんなにいつも都合よく落ちている訳ではありませんが、自然の物が使えることは良いことで、エッジで細かく切れたとしても、自然に返りますから、プラスチック製と違い、環境保全も兼ねることができます。
参加された方は、ポール研修だけでなく、研修会テーマの実技研修、理論研修、検定員クリニックも、過密スケジュールで進められ、単位を取得されました。
初日の専門員トレーニングは、GSのゲートトレーニングを行いました。
これは久さしぶりのことです。計測機器はありませんでしたので、トランシーバーとスマホ、ガラケーを駆使してのタイム計測となりました。
やはり、この仲間で競いあうことは、この会期でのポールしかありませんので、とてもエキサイトした満足いくトレーニングとなりました。
(来年は無線式の計測装置を持参することが決定。私はワンピを持っていこうっと・・・)
優勝した野澤さんの気迫に、大回りのやる気スイッチを押していただいた感があります。
2日目の研修が終わった後の少ない時間でありましたが、野澤さんと3本ほど、大回りをトレーニングすることができました。
GSトレーニングで気づいたこととにトライし、また、助言をいただけましたので、大回りのレベルアップの方向性を確かめることができました。
野澤さん、ありがとうございました。
また、今回は、ロシニョール社のご協力をいただけて、2016年モデルの ROSSIGNOL HERO MASTER 185cm R23 の試乗スキーをお借りすることができました。
今季の木島平で開催された試乗記録会でも、このMASTERの板で、タイムを縮めた参加者が多く出たと報告を受けています。
来季はこの板で、大回りをトレーニングしていきたいと思います。
私は、今回の担当を持って、公式行事の担当が終了しました。
自分の研修会を含めて、6回の研修会を担当し、100名を超える指導者の方とコミュニケーションを取りながら、楽しい研修会を進めさせていただき、私にとっても、新しい気づきをいただけたこと多数ありました。
参加された皆様、役員の皆様、どうもありがとうございました。
今シーズンを折り返し、シーズン後半を迎えます。
小回りの特訓は続けていきます。また、大回りでも、左右の脚を別々にコントロールするトレーニングを重ねながら、GSゲートの中でスムースなターンが出来るよう、取り組んでいこうと思います。。。
土曜日の夜に皆既月食があり、見ることができました。標高が高くて、空気もきれいなので、肉眼でも鮮明に見えました。
なんと、熊の湯ホテルから見る皆既月食は2回目です。
今まで2回の経験が、熊の湯ホテルとは、なにかの縁があるのかしら?