ここだけの話 archive
本格的に、雪上行事がスタートしています。
今回は、「菅平高原スキー場」から「菅平スノーリゾート」に名称が変更された菅平高原で開催されたスキー指導者研修会にて、13班の講師を担当しました。
前日の大雨で、雪が消えてしまうのでは?
と心配しましたが、ファミリーコースのリフトが運行され、また、リフト運行は無かったものの、裏ダボスコース下部も滑ることができました。
菅平スノーリゾートのスタッフの皆さま、ありがとうございました。
初日の朝イチは、裏ダボスのコースを踏み上げ、担当講師全員により、研修会テーマのデモンストレーションを行いました。
私は「横滑りの展開(1級検定種目の大回り)を担当、練習なしの1発本番でした。
デモンストレーションは、スキーヤーの移動距離、落差、など立体的にとらえられるのが良いところ。
DVDでは、スキーヤーのズームアップが多用されるため、落差、奥行き感がつかみずらいのです。
それとともに、担当講師のレベルアップにもつながります。
参加者の前で演技するので、「上手に演技しなくては・・・」と、いつもより丁寧に滑ったりしますので、講師の滑りの質の向上を促してくれます。
デモンストレーション終了後は、サンホテルの体育館で理論講習、DVDの映像を確認したり、頭の整理と身体のリハーサルを行いました。
午後は雪上へ。
しかし、雪の上に立ちたい気を抑え、入念に、準備体操+ウォームアップを行いました、
医科学に基づいた解説を交えながら、バランスが整う体験をしていただきました。
このバランス感覚を持って雪上に立つと、パフォーマンスのアップも期待できると思います。
すべては、指導者による環境の整え方、次第ですね。
雪上では、約2時間、集中して滑りました。内容としては、DVDの真似だけで終わることは避けて、実際の指導現場で使える内容を思い描いていただけるように配慮しました。
ほとんどが初滑りの方でしたから、斜度による足元の高低差、長い脚と短い脚、などを感じていただけるよう、子どもたちを指導している状況を想定していただき、「高い所、横、低い所」と声しを出していただく、いつものプログラムを体験していただきました。
「低い所」へターンの外足を落としていくことに集中していだいた時間帯から、ターン前半から除雪抵抗をうまく使えるようになり、急斜面でのスピードコントロールに適した滑りの演技が上手にできたと思います。
狭いコースで混雑していましたので、プルーク、シュテム、横滑りを扱い、ターンポジション、切り替えポジションを考察していただきました。
2日目は雨が心配されましたが、滑っている時間帯には降雨はなく、滑りに集中することができました。
短い時間でしたが、基礎パラレルターンでのコントロール性の高い滑りが出来たと思います。
13班の皆さま、ありがとうございました。
初日の放課後は、恒例の専門員トレーニング。
自分の滑りをチェックできるので、とてもありがたい時間帯です。
仲間で確認しあえるこの時間帯は「至福の時」だと感じております。
研修会は、次週と4月に担当する予定です。
終了後は、いつもの「ひんのべ」にて昼食。
須坂に降りて、「盛進堂」にてアップルパイをお土産に。
雪道ではなかったので、下道走行も疲れずに帰れました。
今週と来週で、長野4往復、約2,500kmは走りそう・・・