ここだけの話 archive
股関節の基本的な動きは6つあります。
屈曲-伸展、内旋-外旋、外転-内転の6つです。
股関節部分だけを見つめたら、この6つなのですが、
スキーヤーの場合、「脚をどう動かしたいのか」、というイメージをしっかりと描き、股関節を動かしたいものです。
ターンの最中は、外脚(長い脚:回転外側の脚)と、内脚(短い脚:回転内側の脚)という意識ですが、注目は【長い脚】と【短い脚】です。
特に、股関節の「内旋ー外旋」と「外転ー内転」の動き」を、
脚が長い状態で行うのか、
脚が短い状態で行うのか、
しっかりとイメージしたいものです。
【長い脚:股関節の伸展】 |
【短い脚:股関節の伸展】 |
【長い脚:股関節の屈曲】 |
【短い脚:股関節の屈曲】 |
【長い脚:股関節の外転】 |
【短い脚:股関節の外転】 |
【長い脚:股関節の内転】 |
【短い脚:股関節の内転】 |
【長い脚:股関節の外旋】 |
【短い脚:股関節の外旋】 |
【長い脚:股関節の内旋】 |
【短い脚:股関節の内旋】 |
伸展と屈曲は、長い脚でも短い脚でも、あまり差はないと思いますので、
10通りを整理しますと、
1.伸展
2.屈曲
3.長い脚での外転
4.短い脚での外転
5.長い脚での内転
6.短い脚での内転
7.長い脚での外旋
8.短い脚での外旋
9。長い脚での内旋
10.短い脚での内旋
と、意識してコントロールしたいです。
脚部の筋肉の使い方が同じでも、【長い脚】と【短い脚】では、その結果は違ってきます。
特に、内脚から外脚に入れ替わる時に,
【屈曲位:外転】から、外転位をキープしながら、【伸展位:内旋】の動きをすると、【伸展位:外転】の状況が素早く可能になります。
これをGSやSLでのオープンゲートや、基礎スキーの大回りにおける切り替え時に行うと、
外スキーへの重みがはずれず、素早く重心移動が可能になるはずです。
2016.7.23 【内脚ガニ】(屈曲位:外転)の効用(切り替え編)
2016.7.29 【内脚ガニ】(屈曲位:外転)の効用(コブ編)