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「愛と勇気」

2016.12.18 スキー指導者研修会 E 菅平高原(東京都)


菅平高原で開催されたスキー指導者研修会にて、36班編成での33班の講師を担当しました。
集合の金曜日は、新潟の自宅前で40cmの積雪があり、夕方の通勤ラッシュのため、22時の集合にたどりつけませんでした。申し訳ございませんでした。
開会式

33班となれば「若手の班」という印象ですが、従来とは違い、40歳台前半の方でした。30歳台の方は36班の1班だけという年齢構成では、若いスキーヤーで指導者になっている方が少ない、と言えます。
なんだか、寂しいですね。

菅平高原は、降雪機での雪着けに努められた地元の方に感謝するとともに、天然雪の降雪もあり、自然の恵みにも感謝ですね。

今回も、参加された方の多くが初滑りとのことでしたので、
道具に慣れる、スロープの高低差に慣れる、研修会テーマを題材に身体を動かし、今までの感覚と、新しい感覚の差を感じていただくように、研修会を進めました。

若手の班に、ベテランのスタッフを割り付ける、という狙いがありましたので、
私が体験し、整理してきた初心者の指導法を紹介することで、研修会テーマを多角的にとらえていただければとの思いで、参加者の方とキャッチボールをさせていただきました。
初心者の停止4態、外脚が低いところへ落ちていく+落ちて行かせる対応の具体例、
そして、ワイドスタンス(プルークスタンス)で滑走しながら、「高い所、横、低い所」 〜 「高い所、横、低い所、戻る」と声しを出していただく、いつものプログラムを体験していただきました。(参考:2009.2.5 プルークターンの考察
2日目にスピードを出したパラレルターンをする時にも、この外脚の対応を意識していただきたいと・・・。
今週も、感覚の共有が生まれ、「あれ?声出てませんよ〜」というシーンも満載で、たちまち笑顔があふれます。

2日目には、「シュテムターン」、「内脚外転位を確認してからの横滑り」なども行い、股関節の動きや、重心と雪面との距離感など、両スキー同時に対応する要素も確認しました。
両スキーでのカービング(推進+制御)、それもターンの高い位置から、両スキーカービングが楽にできるようになっていました。


参加された班の方からは、「具体的な指導法の例を知ることができて良かった。」とコメントをいただきました。
一方的な説明にならないように注意して進めましたが、いかがでしたでしょうか。
スキー指導者研修会 33班の皆さま

スキー指導者研修会 33班の皆さま

スキー指導者研修会 33班の皆さま


夕方の専門員トレーニング。いつも低速ばかりでなく、スピードに乗ったパラレルターンを研修しましょうよ・・・。
夕方の専門員トレーニング

2日目の朝、シーハイルコース

白馬の山々も望めるほど空気が透きとおっていました。

今回のスタッフ一同

膝の痛みは、感じなくなりましたが、
伸展+内旋で、「縫工筋」がつりました・・・

さて、教育本部の課題だと思うのですが、
「伝達、一方通行の研修会には、しません。」ということを聞きますが、参加者からのキャッチアップが出来ていない限り、一方通行です。

提案としましては、
SAJホームページ 教育本部に、研修会参加者からの意見報告なるページを作ってはいかがでしょうか。
いたずら投稿を避けるために、入力必須項目として、「会員番号、所属都道府県、生年(西暦)」の3つ程度、システム的に一致チェックをし、有効なデータのみを集計対象とする。
アンケート項目として3つ、「良かった点は何か」、「良くなかった点は何か」、「今後希望することは何か」というところがほしいです。

そして、集計結果を公開し、個々のインストラクターの現在を見つめなおしていただいたり、組織として何を取り組むかを提示するような循環ができなければ、若い人が集る将来は無いのではないか・・・、私は危機感を覚えます。
「スキーをして楽しい」と思えるようにあるためにも、今、スキー指導者研修会に参加者している方々が、「組織に責任転嫁せず、自分のこととして取り組む」、「スキーの指導活動に参加すること」を実行しましょうよ。
1人の指導者が、シーズン中に初めてスキーをする方や、中断していたスキーヤー1人を雪山に連れ出し、滑る満足感を共有する、そんな楽しい文化を作りませんか?

2018シーズンに使うスキーブーツをオーダーしました・・・。
「HERO 130」 使います・・・



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