ここだけの話 archive 


(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」

2017.2.5 2017 スキー指導者養成講習会3 菅平高原(東京都)


菅平高原で開催されたスキー指導者養成講習会3(実技)にて、準指導員を受検される6班の講師を担当しました。
今回は2日間の日程で、検定会までの最後の講習会となります。
「できる」ようになっていれば問題なのですが、「できない」のであれば、原因がどこかにありますので、それを「見つけて(感じて)」いただき、「どうしたいのか」を探っていただくため、講師からの一方通行のコメント、評価だけでなく、一緒に考えるプロセスを大切に進めました。

参加されている方から、「辛口でかまわないので、駄目なものはダメとしっかりと言ってください。」と、言われました。
そして、「私も!」という声があがったり・・・。限られた時間を有効に使っていきたい、との意思の表れです。頼もしい受講生です。
6班のみなさん

スキルアップをするためのは、プレイヤーが、「私は、これをしたい」という具体的な目標設定があることが、絶対条件です。
講師側が、「このようにしてください。」ということでなく、「あなたは何をしたいのですか?」 と問いかけが成立すると、プレイヤーのスキルアップは、かなり高い確率で成功できると思います。

できないことが、できるようになること。
その要素を、【心】、【体】、【技】の視点から、今回も解説いたしました。
パラレルターンに必要な運動要領、身体のコントロール(ボディワーク)、スロープの高低差、滑走スピード、それらをアジャストすることが、運動課題となります。
1番最初に確認することは、【どこに行きたいのか】、ということ。
スキーヤーの意思があり、それを実際にトライし、結果どうだったのか・・・。
また、行きたいところは、【低いところ】、それも、刻一刻と低いところに到達します。

しかし、どのように運動するかが第一ではなく、
スキー(板)をどのように雪面に置き、どの方向にプレッシャーを与えたり除雪抵抗をもらったりして、どの方向にスキーを進めたいのか、
それを実現するために、どのあたりに体を置いたらよいのか・・・。
アルペンスキーの主役は、【スキー】です。スキーが滑るのです、スキーヤーが滑るのは、転んだ時だけです・・・.。

上手にパラレルターンで滑る。(滑りを見せる。)
自由自在に滑る。(滑りを見せる。)
そうなるために、こんな風に滑ったら、できるかもしれませんよ、という滑りを見せる。(インストラクション)
これが、インストラクターの役割です。
【合格するのが目標】は、滑り終わってから答えが出る【結果目標】です。検定中にこれを意識しても無駄な時間を費やすだけです。
【このように滑る】という目標は【スキル目標】です。
スキル目標を明確に打ち立て、スキル目標を実現できるよう、トライしましょう!
それが出来る人は、検定日にインストラクターになっていて、認定証が与えらるのだと思います。


天狗リフトにて

全員合格、を願っております!



▲ページの先頭へarchive目次へHOME