作文・おたよりのページ2

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このページには,丹後まみこさんが講演を行なった学校の子供たちや先生方の感想などを,許可をいただいて掲載しています。
なお,特に子供たちに書いていただいたものは,ご本人のお気持ちをそのままお伝えするために,原文のまま掲載させていただいています。
 
新潟県中条町立きのと小学校 4年生の皆さん
骨髄バンクを支援する愛知の会の皆さん
新潟県新潟市立笹口小学校 1年1組と1年2組の皆さん
新潟県新潟市立木戸小学校 わかたけ学級の皆さん
新潟県中条町立柴橋小学校1年生の皆さん
新潟県亀田町立亀田西小学校 5年生の皆さん
新潟県上越市立国府小学校 6年生と保護者の皆さん
新潟県新津市立第一小学校もみじ児童会の皆さん
新潟県大潟町立大潟小学校1年生の皆さん
新潟県寺泊町立大河津小学校1年生の皆さん
静岡県浜松市立滝沢小学校 4年生と6年生の皆さん
新潟県三和村立里公小学校の皆さん,保護者の皆さん
兵庫県青垣町立神楽小学校1年生の皆さん
新潟県津南町立津南小学校の皆さん
新潟県大潟町立大潟小学校1年1組の皆さん
新潟県神林村立神納小学校の皆さん
新潟県燕市立燕東小学校の皆さん
新潟県吉田町立吉田小学校の皆さん
新潟県中条町教育委員会学校教育課長 八幡久昭さん
新潟県黒川村立大長谷小学校5年生と保護者の皆さん
 

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中条町立きのと小学校 4年生の皆さんからのお便り
「いのちのあさがお」のビデオを見た4年生の皆さんが書いた感想を,家庭向けのお便りに担任の渡辺先生が載せていただきました。
こうすけ君は,かわいそうだなと思いました。でもなんで白血病になったのか不思議です。私は健康だけど,世の中には病気で苦しんでいる人もいるから,私は幸せだと思います。
ぼくは,「命のアサガオ」のビデオを見て,こうすけ君は7才で死んじゃうなんてかわいそうだと思いました。最初は,元気だったのに,死んじゃうなんて思いませんでした。ぼくは,病気をしないで,いっぱい遊べてうれしいです。
ぼくは,こうすけ君はえらいと思いました。わけは,注射をしたり,薬を毎日毎日飲んだり,髪をバリカンでかったりしたからです。あと,こうすけ君の友だちは,やさしいと思いました。わけは,山を登った時みんなから遅れても助けてあげたり,夏休みに病院に戻るときに自分の宝物をあげたり,電車に乗っている時にみんなが走りながら追いかけたりしたからです。とてもやさしいなと思いました。
一回目の入院では退院できたけど,体力がみんなと違って,友だちにいろいろなことを手伝ってもらい幸せな7年間だったと思います。こうすけ君の兄弟には,そんな病気になってもらいたくないです。こうすけ君の分も長生きしてもらいたいです。こうすけ君の骨髄とみんなの骨髄が合わなかったのが,残念でした。家に「命のアサガオ」の種があるので,これからもたくさん育てたいと思います。
私は「命のアサガオ」を見て,こうすけ君がとてもかわいそうでした。毎日点滴や薬や検査などがあり,つらかったと思います。私だったら,「いやだ」と言ってわがままを言うだろうなと思います。こうすけ君がなぜ我慢したかは,私が思うに,お母さんに心配させたくなかったからだと思っています。もしも私が白血病になったら,八つ当たりをして我慢もできないだろうと思います。こうすけ君のアサガオの種は,今もいろんなところで花を咲かせているんだなと思います。
何回も「命のアサガオ」のビデオを見たから,かわいそうではなくて,「命のアサガオ」がなぜ映画化されたか書きました。なぜ映画化されたかは,骨髄バンクのことをもっと多くの人に知ってもらうためだと思います。

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骨髄バンクを支援する愛知の会の皆さんからのお便り
そだてている時,毎日水やりをしました。朝がおがはじめて二つさいたら,かわいいきれいな朝がおでした。こうすけくんのたねはいっぱいとれて,いろんな人にそだててもらっていっぱいさいたよ。
あさがおのたねは,がんばってそだてたからね。会社のうえ木ばちみたいなものでそだてたら,ぐんっと,大きくなったよ。水をやったり,ひりょうをやったから,大きくなったよ。

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新潟市立笹口小学校 1年1組と1年2組の皆さんからのお便り
4月に「命のアサガオ」の種をいただき,有り難うございました。笹口小学校の1年生は,生活科の学習でその種を植えました。子どもたちには,道徳教育用郷上資料「命のアサガオ」を読み聞かせる学習を通して,生命を大切にする気持ちを持たせました。その後で,「命のアサガオ」の種を蒔きました。7月になり,花が咲き始めました。赤や紫,水色,白などのきれいな色の花が咲き,子どもたちも喜んでいました。夏休みに中は家で世話をしました。誰一人として花を枯らした子はいませんでした。9月には種もでき,たくさん種を取ることができました。種がいっぱい取れたら,その地域に出てプレゼントする活動を考えています。「命のアサガオ」の種を地域の人たちにも蒔いてもらい,生命の尊さを感じてもらえればと思っています。にいがた・骨髄バンクを育てる会の皆さん,「命のアサガオ」の種を贈っていただき,本当に有り難うございました。これからも,会の活動が多くの人に広がることを願っております。

1年1組 担任 伊藤 誠先生

わたしは,いのちのあさがおのたねをまきました。せんせいから,こうすけくんのはなしをききました。これからもたいせつにして,ほかのひとにくばりたいです。
アサガオのはなしをいっぱいききました。これからもみずやりをがんばってます。たねをくれてありがとう。
春に皆様が届けられた「アサガオの種」でたくさん学ぶことができました。種まきをし,早く芽が出ないかと,とにかく熱心に声をかける日々。友達の朝顔との成長のちがいに心配する日々。花が咲いた喜び。子どもたちは,「こうすけくんの朝顔」「命の朝顔」と言いながら世話をしました。朝顔の命を身近にして,とてもよい体験ができました。「こうすけくんの朝顔を他の人にも」という気持ちで,プレゼントする計画をたてました。より多くの方々に「命の朝顔」の思いが伝わるといいなと思います。これからも朝顔の輪を広げてください。

1年2組 担任 高地祈美子

あさがおのたねをおくってくれてありがとうございました。わたしはそのあさがおのたねをいろんな人に1つぶずつでもいいからわけて「いのちのあさがお」をふやしたいです。
あさがおのたねをおくってくれてありがとうございました。たくさんたねができました。パパとママと,おねいちゃんとわたし,みんなで,また,だいじに,そだてます。

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新潟市立木戸小学校 わかたけ学級の皆さんからのお便り
種をまくのが遅かったせいか,9月になってもたくさんの花をつけてくれました。朝一時間目に花をつんで,手でもんでは,色水を作り,紙や布を染めました。染めた紙に墨で字を書いたりしました。種はもっととれたのですが,家に持ち帰った子がいたりして,少しになってしまいました。染めた紙が残っていましたので一緒に送ります。

担任 渡辺典子先生

あさがおのたねはぜんぶとりました。たねはおくりました。みんなであさがおのたねをとりました。たねがいっぱいとれました。

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中条町立柴橋小学校1年生の皆さんからのお便り
こうすけくんのおかあさんがくれたあさがおのたねがいっぱいとれました!だから,のこりのたねは,かえします。でもそのたねは,わたしたちがもらっていたたねです!どうぞつかってください。だいじにしてください!おねがいします。
はるにうめたあさがおのたねが,なつになるとつるものびてきれいなはなをさかせました。そしてたねがいっぱいできて1年くらすぜんいんが,たねをいっぱいとれて,うれしかった。こうすけくんのおかあさんも,よろこぶかもしれません。

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亀田町立亀田西小学校 5年生の皆さんからのお便り
すごくかなしかったです。丹後こうすけ君はきっともっともっといっぱい生きたかったと思います。「なのになんで死んじゃうの。こうすけ君はがんばったのに,かみ様どうして?」と心の中でさけんでしまうほどかなしかったです。
でも学校いけただけいいと思います。こうすけ君の体がわるいときもいっしょうけんめいにがんばってそれで小学校にいけたんだから。でもまた入院して,ついに学校にもおうちにもかえれなくなってしまってすごくかわいそう。わたしも映画をみて「まだ小学校に入学したばかりだよ。それなのになんで」と思っちゃいました。こうすけ君のほかにもびょうきで命をなくした人もいるかもしれない。その人たちもきっとまだまだ生きたかったんだと思う。
まだ死にたくないって思っても死んじゃう人だっているのに,さいきんは人をころすとか,ゆうかいとか,そういうじけんたくさんありすぎている。人をころすけいけんをしたかったとか,あそぶ金がほしかったとかで,人をころすなんて,ぜったいにゆるせない!ころされた人だって死んじゃった人と同じでもっともっといきたかったんだろうと思った。
丹後こうすけ君は,きっとせいいっぱいがんばって生きたと思います。だから私もかなしいことやつらいことがあっても,のりこえて生きて生きたいと思います。

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上越市立国府小学校 6年生と保護者の皆さんからのお便り
ほんの少しの思いやりとほんの少しの勇気で人の命って救えるのですね。また反対のことも。こちらの方が今の世の中ではたくさんあるような気がします。命の大切さはもちろん,フツーの生活が,これほどしみじみと幸せなんだと思いました。それにしても不思議なめぐりあわせです。数年前,偶然に手にとって読んだ本が「いのちのあさがお」。その中に出てきた金子教諭は,私の姪の担任でした。そして,映画化されることになり,主演の女優さんは,私の大学時代の同級生!悲しみにくれることなく,前向きに生きて,新しい方向に目をむけられている丹後さん。私も見習いたいものです。
今日の講演会をきいて,私も協力したいと思いました。今は,まだ協力をすることができません。けれど,20才になったらとうろくしたいと考えています。
ぼくは,この講演を聞いて,自分がどんなに幸せかよく分かりました。コウスケ君が亡くなって残念だったけど,命のアサガオとして生き続けてくれるのでうれしいとも思いました。
私は今日の話を聞くまで,この話は知りませんでした。こうすけくんのすごいがんばりと,家族のはげまし,助け合い,どれもみんな感動しました。こうすけくんはしんでしまったけど,あさがおの中では,こうすけくんの第2の命だと思いました。

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新潟県新津市立第一小学校もみじ児童会の担当川上先生と代表の児童さんからのお便り
川上先生のお手紙は長文のため,一部省略させていただきました。ご了承ください。
なお,この小学校には,光祐君といっしょに同じ病院に入院していた男の子が,今は元気に通っています。
 十一月の校内音楽会で「いのちのあさがお」の歌を金管バンド用に編曲させていただくお願いいたしましたところ。こころよくご了承いただきありがとうございました。さっそく。知り合いの先生に編曲してもらい,当校のマーチングバンド部の伴奏で全校児童557人で歌うことができました。
 当校は,三年前に,市内の小合小学校から命の朝顔をいただき,それ以来,栽培(フラワー)委員会を中心に前庭で育ててきました。それを今年度は,児童会の縦割り班(もみじグループ)で育てることになりました。全45班それぞれがプランター一つずつに,こうすけくんの朝顔の種を植え,秋には一万五千個以上の種を収穫することができました。
 児童会の”わくわくなかよし委員会”では,種植えの前に,「いのちのあさがお」の本をもとにして作った紙芝居を全校児童に紹介しました。そして,収穫後の十二月,”いのちのあさがお集会”と題して,完成したばかりの映画を全校児童で観させていただき,感想を書いたり,こうすけくんのお母さんへお手紙を書いたり,地域の人へ種をプレゼントしたりする活動に取り組みました。子どもたちの心に響く大きなものがあったと,児童会担当の私のみならず,全職員,大変喜んでいるところです。そして,今月の歌として「いのちのあさがお」の歌を全校で歌い,さらに映画を観させていただいたという一連の活動で,第一小の子どもたちの心に,確実に,何か,命の尊さや,思いやりの心が育ったものと思っています。本当にありがとうございます。
 十一月の校内音楽会では,マーチングンバンドが他の発表会の練習のため,あまり良い仕上がりではありませんでしたが,子どもたちは,心をこめて歌いました。きれいなメロディーや。思いのいっぱいつまった歌詞が大好きです。
 また,来年以降も,こうすけくんのあさがおを全校で育てる計画でいます。命を大事にする心,協力する大切さなど,子どもたちに活動を通して様々な心を養っていきたい考えています。
こうすけ君のお母さんへ
ぼく達新津第一小学校では,みんなで『命のあさがお集会』を行い,命のあさがおの映画を見ました。こうすけ君のお母さんの気持ちが十分伝わり,泣いている人もいました。

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新潟県大潟町立大潟小学校1年生担任の中村先生と児童の皆さんからのお便り
子どもたちが春から「いのちのアサガオ」を育て,種を収穫しました。その種を全国の友達に送って欲しいと願いを一粒一粒袋につめ,メッセージをそえて作りました。当校は,心の教育を推進しています。道徳の授業を中心に命の大切さや思いやりの心,感謝の気持ちなどを育てたい願っています。2月17日にはおいでいただいてお話をお聞きすることになっています。とても楽しみです。
こつずいバンクのみなさん。こうすけくんのあさがおのたねです。だいじにそだてました。なので,とってもおおきいたねです。200こすぎているくらいいっぱいとれました。1000かもしれません。あさがおのつるでリースをつくりました。ひとりでつくりました。すてきなリースができました。大きいのと小さいのができました。たねをおくります。せかいじゅうにおくってください。
こつずいばんくのみなさんへ
ぜんこくのみなさんにとどけてください。よろしくおねがいします。えいがもみせてください。きょうリースをつくりました。ぼくはいっしょうけんめいかんがえました。やっとできたとおもったら,おともだちがもっとつくればと,いいました。またリースをつくりたいです。かならず,またきてください。

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新潟県寺泊町立大河津小学校1年生担任の高井先生と児童の皆さんからのお便り
 四月には,あさがおの種を送っていただき,本当にありがとうございました。子供たちは,家に持ち帰り大切に育てました。その後,”いのちのあさがお”の本を子供たちに読み,光祐さんのことを知りました。とても子供たちは感動し,自分たちが育てたあさがおの種を使ってほしいと種を袋に入れて,小袋を作りました。光祐さんのことをたくさんの人に知ってもらいたいという願いがこもっています。
こうすけくんのおかあさんへ
こうすけくんがいなくなってさびしいから,ぼくたちがこうすけくんのすきなあさがおのたねをおくります。
こうすけくんのおかあさんへ
こうすけくさんのおかあさん。こうすけくんがしんでかなしいですか。でもあさがおのなかにこうすけくんのこころと,いのちがはいっているので,いのちとこころをたいせつに。

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静岡県浜松市立滝沢小学校 4年生と6年生の皆さんからのお便り
毎年かかさず,お便りをいただいている静岡県浜松市立滝沢小学校の杉本先生と4年生と6年生の皆さんからのお便りです。
 今年もたくさんの命のアサガオの種がとれました。子供たちが心を込めて育て,とれた種の一部を浜松市のたくさんの学校へ配りました。9月の道徳の研修会の折,この命のアサガオのこと,お母さまの言ってらっしゃることなどをお話ししましたら,多くの学校の先生方が,ぜひ自校にも広げたいとおっしゃって種を持ち帰っていかれました。昨年度まで本校にいた職員も転任校で広げてくれたりもしました。命のアサガオのこと。骨髄バンク運動のこと。たくさんの人たちに分けてもらえ,私自身もとてもうれしい1年でした。また映画も完成したとのことなので,ぜひ見たいと思っています。
 今年も冬本番となり,寒い日が続きますが,お元気でしょうか。春にいただいた命のアサガオの種の花も,夏には太陽の光に向かって大きく咲き,こうすけ君の命の大切さが改めてよく分かりました。秋にはたくさんの種をつけて,その一つぶ一つぶが,命の大切さ,尊さを教えてくれます。
 一年間このアサガオを育ててきて,一番強く感じたのは,こうすけ君は,亡くなった後も,アサガオに変わって生きているのではないかということです。芽が土から顔を出し,どんどん大きくなり,大きくてきれいな花が咲いた時は,その花の姿から,こうすけ君の笑顔が想像できました。そして種がたくさんできた時にはどんどん次の命が生まれてくる感じがして,すごくうれしかったです。
 こうすけ君のお母さんは,骨ずいバンクの運動やコンサートなどを開催されているそうですね。こうすけ君と同じ,白血病で苦しむ人たちのために,とてもすばらしいことをされていると思います。これからもがんばってください。わたしたちも,これから,命の大切さを,たくさんの人々に伝えていけるように,努力したいです。
 ぼくたちの小学校では,命のアサガオの種がすごいいっぱいとれました。杉本先生もほかの学校にもわけてくれて浜松市全体にひろまっています。今のところはアサガオの種が,2746つぶありました。でも,まだぼくの家でそだてているのはまだ花だから種はまだまだできます。この種をもっともっと広めていきたいです。
 もう冬になりとても寒くなりましたね。新潟は雪が積もっていて大変ですね。このあいだはお手紙を送っていただきありがとうございます。夏に育てたアサガオの種も3倍以上に増えました。そしてこの種をぼく達が今住んでいる静岡県浜松市内の小学校にくばって,さらにこの命のアサガオを広げていきます。ぼくはアサガオを育ててとても大変だなあと思いました。水をやるとその次の日あたりに凄い雨が降ったりして,なかなかうまくいきませんでした。でもそんなに沢山ではなかったけど種がとれました。こうすけ君のお母さんは。とても沢山の数のアサガオを毎年毎年育て続けてすごいと思いました。ぼくはこうすけ君の残してくれて命のアサガオの種を,また来年も育てたいと思いました。それはこうすけ君の命を育てられてうれしかったからです。これからもがんばって下さい。

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三和村立里公小学校の皆さん,保護者の皆さんからのお便り
公私共にご多用の中,すばらしいお話を聞かせていただいてり,本を送っていただいたりと大変お世話になりました。
 子ども達は,おもに光祐さんの生きた姿,そして保護者は,やはり同じ親として丹後さんの生き方に深い感銘を受けたようです。私もお話をうかがって,「子どもに教えられた命の尊さ・・・まさに我が子からの贈り物」だったんだなとつくづく思いました。でもやっぱり,つらいつらいことでした。そして今もそれをのりこえて(あるいは受け入れて)お話しくださった丹後さん。その勇気を与えてくれたのが,アサガオだったんですね。そう思いました。
 貴重なお話し。きっと子ども達の心にも,来て下さった皆様の心にも届いたと思います。
杉田裕子先生 松岡智恵先生
私は丹後さんの話を聞いて,すごくなみだが,出そうになりました。こうすけ君は,た分,夜空の星になったと思います。こうすけ君は,いつも丹後さんを空から見守っていると思います。こうすけ君のためにも,丹後さん自分自身のためにも,こつずいバンクをすすめてください。里公小学校にきていただいて本当にありがとうございました。これからもがんばってください。
4年生
私は,こうすけ訓のお話しを聞いて,こう思いました。「もう自分は死ぬ」と思っていたかもしれません。でも最後はちゃんとがんばりました。こうすけ君の育てたあさがおは,こうすけ君のように育っていると思います。こうすけ君は,生まれてから七年間,ちゃんと思い出を作り楽しくすごしてきたと思います。でも,その楽しい生活をおびやかした白血病。こうすけ君は自分が白血病にかかっているのに元気で生活したと思います。これからも3人の子供達と元気にすごしてください。天国のこうすけ君もそれを望んでいるはずです。
5年生
私は,こうすけさんがあんなにがんばったのにかわいそうだなと思いました。そして,まみこさんもつらかった思います。でも,たちなおれてのでよかったと思います。私は,こうすけさんが,まみこさんに「今までありがとう。」と言いたかったんじゃないかと思います。私は今までのこうすけさん,まみこさんのがんばりがつたわってきました。こうすけさんが残したアサガオは,もう1人のこうすけさんでもあり,お母さんの支えになっているのではと思いました。白血病と戦っている人を少しでも多く助けてあげたいと思いました。
6年生
”白血病,骨髄バンク”聞いた事はあっても,我が身には遠い存在のものだと思っていました。しかし,実際に身近に苦しんでいらっしゃる方がいる。もし”私だったら。我が子だったら”と考えさせられました。きっと丹後さんと同じ様に”我が子が死ぬ”なんて絶対思わないと思います。思いたくもありません。骨髄バンクへも,少し近づいたと思います。まだ,不安などがありますが,考えてみたいと思います。
1,2年 保護者
こういうお話を聞くと,涙,鼻水ダラダラで大変です。我が子供三人を見て今ここに元気でこうしていてくれる事にあらためてありがたく幸せに感じました。骨髄バンクについては耳にはした事はあるけれど,どういうものかというのは,ほとんど知りませんでした。パンフレットを読み,とても大切な事だと感じたけれでも,いざ自分が登録をというと,恐い,面倒だというのが本音です。子供達に「丹後さんが最後に言った言葉なんだっけ?」と聞くと,「一人はみんなのために。みんなは一人のために」と三人もしっかり,おぼえていました。
6年 保護者

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兵庫県青垣町立神楽小学校1年生の皆さんからのお便り
公こうすけ君の命のアサガオを神楽小の1年生で育てました。たくさん花がさき,たねもいっぱいできました。あわいむらさき色のはなは,めずらしい色でした。いくつか種はこちらでももっています。来年もどの学年かで育てたい思っています。いっぱいいっぱいこの種が広がりますように。
1年担任 芦田 千夏先生
こうすけくんのおかあさんへ
わたしはこうすけくんいのちのあさがおをそだてたよ。いっぱいたねができたよ。いっぱいあさがおがきれいにひかったよ。たいようのひかりをあびながらきれいなきれいなあさがおがさいたよ。ぴんくとかむらさきのあさがおだよ。
こうすけくんのおかあさんへ
ぼくたちは,こうすけくんのあさがおをそだてたよ。いっぱいタネができたよ。水をいっぱいやったよ。むらさき&ピンク。タネも70こあったよ。いつもどれだけさいたかみたよ。

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津南町立津南小学校の皆さんからのお便り
昨年は教職員組合主催の「母と女性教職員の会講習会」で大変お世話になりました。その折に「いのちのあさがお」が映画化されるとお聞きし楽しみにしていました。ライブラリーから入荷したとお聞きしましたので,一番に予約し,全学年に見せました。その時の子供達のの作文を同封いたしました。当校の1年生は春から「こうすけ君の朝顔」を育て立派に花を咲かせ種取りまで行ないました。そしてそのことを学習発表会(文化祭)で発表しました。
富井茂先生
こうすけさんのおかあさんへ
はじめてこうすけさんのびでおをみたとき,とってもやさしそうにみえました。でもわたしとおなじ一ねんせいでこうすけさんはおそらにいってしまったからとてもさみしいです。でもこうすけさんがくれたあさがおがきれいにさきました。またそのいのちがあさがおになるといいなっとおもいました。
一年生
たんごこうすけくんへ
 わたしは,こうすけくんのなくなってしまうまでのえいがをみました。一ど本も読みました。えいがを見てかなしさでなきました。
 こうすけくんは,はっけつびょうというびょうきとたたかったのがよくわかりました。こうすけくんが,自分が,死んじゃうのってお母さんにゆったね。そのときお母さんが,死なないよってはげましたね。でもこうちゃんは,だめだったね。
 こうちゃんはピカピカの一年生をたったの3ヵ月して,夏休みにびょういんにまた行ってがんばってちりょうを続けて,すごいな。そして何日も何日もクスリをのんでいていやになってしまっても,のみつづけているこうすけくんは,ガンバルとう心があったから,けんさもがんばっていられるだね。
 一番さいごのおかあさんのきもちは,よくわかる。だってもし自分がおかあさんで,こうすけくんみたいなはっけつびょうで,子どもが死んでしまったらかなしくて一日中ないているとおもいます。なんか,もっとはやくなってこつずいばんくにはいりたいと思います。
 こうすけくんのおかあさん,家の人たちもこれからもがんばってください。
三年生

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大潟町立大潟小学校1年1組の皆さんからのお便り
まみこさんあさがおとんねるがおおきくなって,もうかれてしまったけど,またらいねんになって,たねがとれたら,いっぱいみせてあげるからね。それから,えのぐでいのちのあさがおのいのちをかいたよ。こんど,まみこさんみせるよ。
あさがおにいっぱいみずをあげておおきくなったよ。そのつぎは,なつやすみにいっぱいさいたよ。そのときにおもったけど,なつやすみにみずはあんまりやってなかったけど,いっぱいさいてよかったと,ほっとしたきもちでした。こうすけくんにもてがみみせてあげてください。

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神林村立神納小学校の皆さんからのお便り
全校児童代表 6年鈴木一弘君
こうすけくんは,ざんねんながらなくなってしまいましたが,こうすけくんの気持ちをうけついだアサガオが,今のこうした新しい芽をだしていることをはじめてしりました。とてもかんどうしました。また,白血病から命を守るためのこつずいバンクを大きく広げる事が大変大事なことだと知り,ぼくたちも協力したいと思いました。一つしかない命を大事にしていかなければならないと思いました。お話本当にありがとうございました。

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燕市立燕東小学校の担任松田先生と児童の皆さんからのお便り
前庭の樹もすっかり紅葉しました。先月は,お忙しいところ,燕東小学校の子どもたちにお話をくださいまして,本当に有難うございました。
お話をきかせていただき子どもたちひとり一人が自分なりの感想をもったようです。ある子どもは,丹後さんの涙する姿をみて,あらためて,生命の大切さ,子を思う親のかなしみを感じていたようです。
また。親子さんも私たち職員も,日頃命の事は考えているものの,このように話をきかせていただき,ほんとうに,人間の尊さ思いました。
たんごまみこさんへ
ぼくは,かなしいはなしをするといつもこころがかなしいです。じぶんもかなしいです。
11月8日の日に,わざわざとおいところから,おはなしをしに,きてくださって,ありがとうございました。わたしは,たんごさんから,もらった,あさがおのたねをたいせつに,そだてます。
えのぐでアサガオのえをかきました。こうすけくんのことをおもいながらかきました。たねとりがあわったときたねがいっぱいいっぱいあつまりました。それから,おしばなをしました。いのちのことをおもいながらおしばなをしました。こうすけくんのことをおもいました。

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吉田町立吉田小学校の皆さんからのお便り
本日は遠方よりお越し頂き又つらいお話を私たちにして頂き,感謝しております。お話を聞いていて白血病のおそろしさ,つらさ,何より我が子が苦しみ,そして完治せずに命をなくしてしまうなんて。と胸が苦しくなる思いでした。
私には,娘(現在6才)がいます。今は健康に学校に通っていますが,いつどんなことがおきるか,わからないんだなあ。と思うと,今日を精一杯生きること。今日してあげられることは今日のうちに。と思いながらお話を聞いていました。勉強ができる子,走るのがはやい子,絵が上手,等。そんなことを望むより健康で生きている。そのことが,どんなにすばらしいことなのか。ということを再確認し,感謝の気持ちでいっぱいになりました。
集中力のない我が子が,丹後さんのお話しは,じーっと,聞いていました。あの子にいろいろ伝わったものがあったのだと思います。本当に,ありがとうございました。今後,骨髄バンクの活動が,もっともっと,いろんな人に知られるとよいですね。
たんごまみこさんへ
きょうのおはなしをきいて,かわいそうにおもいました。
ぼくのおかあさんはなんかいもなみだがでたそうです。いのちってとってもたいせつなんだなとおもいました。たんごくんのおかあさんがげんきにしているのをてんごくからみているとおもいます。
あさがおをぼくもらいねんもそだてます。そしてたねがとれたらおくります。これからもげんきでいてください。

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新潟県中条町教育委員会学校教育課長 八幡久昭さんからのお便り
9月30日の中条町での試写会の際,中条町側の中心になっていただいた八幡学校教育課長さんからのお便りです。(にいがた・骨髄バンクを育てる会 会報「ちいさな翼」より)

銀幕に咲いた「いのちのあさがお」

中条町教育委員会学校教育課長 八幡久昭

 『当社が制作準備しております児童映画「いのちのあさがお」の撮影協力のご依頼を致します。日本海に面した北国に生まれ,短い生涯をおくった少年とその家族の物語が,全国に友情の輪を広げていく様子を,感動的に描く映画の誕生をめざしています。』
 この手紙が,東映株式会社のプロデューサー古知屋さんから脚本と共に教育委員会に届いたのは,4月の初め頃でした。
 光祐くんからの贈り物「命の朝顔」については知っていましたし,その種が私の庭にも毎年かれんな花を咲かせています。
 しかし,送られてきた脚本を読んで,小さな体で懸命に病魔と闘い,ついに帰らぬ人となった光祐くんと,悲しみを乗り越えて光祐くんの育てた朝顔の種をとうして,生命の尊さを知ってもらおうとするお母さんの心に感動しました。私共もすばらしい映画となるよう本条小学校の子供達と撮影の協力をし,完成の日を待ちました。
9月30日試写会。開場前からの長蛇の列。映画は思ったとおりのすばらしい出来でした。わずか35分間の中に,家族愛・友情・悲しみ,そして,それを乗り越えて誕生した「命の朝顔」の種が感動的に描かれていました。映画の最初の方で,子供達が先生から朝顔の種と聞いて「つまんない」というシーンがありましたが,あの種がどうして全国に広まり,映画にまでなったのか理解することができました。光祐くんが居なくなり,悲しみのどん底にあった時,お父さんが「たった7年だったけど,あいつは精一杯生きたと俺は思うよ。」の一言に,最初は光祐くんを忘れないために咲かせた朝顔の花を,同じ病に苦しむ人達のためにと,その種の配布を広げていった丹後さんの行動力に改めて感心しました。この映画により,ますます友情の輪が広がって行くことと思います。

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新潟県黒川村立大長谷小学校5年生と保護者の皆さん
担任の伝先生と5年生の皆さんと保護者の皆さんのお便りです。
 

大長谷小学校 5年担任 伝 裕子

 このたびの健康教室では,講師を快く引き受け,ご講演いただき,誠にありがとうございました。
 これ以上辛いことはないという,大変な体験を切々と話していただき,参加者一同,改めて命の大切さ,親の愛の強さを感じました。保護者からは,感動した。自分も家族を大切にしたい。命の大切さが子どもにもわかってもらえたいい講演だった。と好評でした。本当にありがとうございました。
 

近 愛美

 私はお話を聞いてとてもかなしくなりました。とくにベッドでお母さんがだっこしている時なかなってしまってかわいそうでした。
私はこうすけ君が最後に言いたかったのは,「お母さん」と言う一言だと思いました。私はお話を聞いて,命の勉強になりました。こうすけ君はかたをうごかしていきをしてるんだから,それほどくるしかったんだろうと思いました。聞いていたらなみだがうかんでしまいました。こうすけ君の写真を見てるとなくなる前は,とてもしあわせだったんだなあと思いました。とてもいいお話でした。
 
保護者の皆さんの感想
今回の内容,命の大切さを考えることは,子どもも一緒に聞きてよかったと思います。まみこさんの顔や,本については,見たり読んだりしましたが,実際に話が聞けて良かった。子どもにもこうすけくんのお母さんからの話が聞けて,気持ちが伝わったのではないでしょうか。骨髄ばんくのことも話していただいて,バンクに登録している1人として,もっと登録者が増えてほしいと思います。
 
母が子どもを思う気持ち,丹後さんが涙ながらに訴えたこうすけくんの死,どれだけ子どもの心に深く焼き付いたことと思います。講演の最中,わが子が時々私の方へ振り返って,私の顔をじっと見つめることが何度かありました。その顔は,「僕がそうなったら,お母さんもすごく悲しむね。」と言っているように見えました。
 
今回の講演は,とても感動しました。そして,改めて,自分たちが幸せだということを実感できたように思います。

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